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- ファルコン植物記(1358)紫色の実【オオムラサキシキブ】
秋になりますと、光沢のある紫色の3~5ミリの小さな果実を、葉の付け根あたりからまとめて付けるのが特徴的な【オオムラサキシキブ】です。
クマツヅラ科ムラサキシノブ(カリカルパ)属の落葉低木種です。
同じ紫色の実をつける 「ムラサキシノブ」 は変異種が多く、代表的なモノには白い実をつける「シロシキブ」があり、この【オオムラシキブ】も変異種で、別名「ムラサキモドキ」と呼ばれています。
白ないし淡い紅紫色を帯びた花をたくさん咲かせ、花は筒状で長さは5~8ミリ、花径は3~5ミリ程度で、花の先は5つに裂けています。
花後には緑色をした3~5ミリの大きさで、雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれる<角果>ができ、10月~12月にかけて紫色に熟して行きます。
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