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- 『おいち 不思議がたり』あさのあつこ(PHP文芸文庫)
江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父<藍野松庵>の仕事を手伝っている<おいち>は16歳です。
<おいち>が他の娘と違うことは、この世に思いを残して死んだ人の姿が見える能力を持っていることで、自分が従事している医療の世界にこの能力を生かされないかと考えています。
そんなある日伯母の<おうた>が持ち込んできた見合い相手の<鵜野屋直助>の背後に、苦しそうな顔をした若い女の姿を見てしまいます。
父の義妹にあたる<おうた>、「剃刀の仙」と呼ばれる切れ者の岡っ引き<仙五郎>等の脇役人も人情味あふれ、複雑に絡み合う事件の謎解きに癒される一冊でした。
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