著者は東京工業大学建築学科卒を卒業された一級建築士で、紀行作家として活躍されています。
設計事務所勤務を経て、建築プロデューサーという職業についていますが、
自己研修のために訪れてきた世界中の「ホテル」を舞台に、短篇が31話納められています。
建築を志す者がそうするように、貧乏旅行をしながら「ホテル」の見学にかける情熱が伝わるとともに、ホテルマンやそこで出会った人物たちとの交流が、ほのぼのとした文章で語られています。
末には登場する31の「ホテル」の解説もあり、読者にも「まだ見ぬホテル」へと誘う構成で、ガイドブックとしても貴重な資料になる一冊でした。
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