副題に<大阪中央署人情捜査録>とあるように、大阪府警の中央署が舞台です。
神戸在住者としては、表紙左に見える「通天閣」や右側の「天王寺動物園」は馴染みの景色で、以前に読んだ同著者の 『見当たり捜査25時』 の表紙も「通天閣」が気になり手に取りました。
キャリアとして警察庁から中央署の署長として赴任してきたのは、弱冠29歳のキャリア<古今堂航平>で、身長は158センチしかありません。
赴任してきた早々、中央署の職員による飲酒ひき逃げ事件が発生、大阪府警は失態を揉み消し早く決着を図ろうとしますが、<古今堂>は事故の不信感がぬぐい切れず、警察の組織構造に反した形で、自ら事件の捜査に乗り出します。
大阪が舞台ですから全体を通して関西弁の会話が楽しめ、キャリア組とは思えぬ行動力でお飾りの署長に収まりきれない<古今堂>と、それをアシストする新人女性警察官<塚畑由紀>などの脇役が、いい味を出していました。
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投稿日 2014-02-14 10:29
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-02-14 21:40
ワオ!と言っているユーザー