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今年の読書(92)『越女剣』金庸(徳間文庫)

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今年の読書(92)『越女剣』金...
中国の古典的物語は、『三国志演義』や『水滸伝』・『西遊記』などはお馴染みですが、今回新しい分野の「武侠小説」として、表題作を初めて手にしました。
著者は海寧県出身の香港の小説家で、香港の『明報』とシンガポールの『新明日報』の創刊者でもあります。

『白馬は西風にいななく』・『鴛鴦刀(えんおんとう)』・『越女剣』の三編が収められており、ユーモアと哀感あふれる中短篇集でした。

タイトルになっている『越女剣』は、中国四大美女のひとり、<西施(せいし)>の古典故事「西子捧心」を下敷きに、羊飼いの娘を剣術指南役にした越国が、宿敵呉国を滅ぼすまでを描いています。

また『鴛鴦刀』は、故事来歴の言葉が文中に巧みに出てきて、いかにも中国的な小説だと感じながら、楽しく読み終えました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2013-07-23 05:01

中国人の作家なんですね。漢文の授業以来、中国の作家の作品を読んだことがありませんが、面白そうですね。(^_^)

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-07-23 16:50

中国・台湾等では、抜群の知名度のようです。
日本では、徳間社が版権を買い取り、全面的に文庫本で発行されています。
どれも数巻の長編ものばかりでしたので、この一冊を手始めに呼んでみました。
中国らしい武芸の話しでまとめられています。

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