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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(78)『電子の標的』濱嘉之(講談社文庫)

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今年の読書(78)『電子の標的...
副題に<警視庁特別捜査官・藤江康央>とありますが、主人公は<藤江康央>を室長とする複合事件を取り扱う捜査第一課に新設された特別捜査室の活躍を描いています。

捜査一課として、組織犯罪対策室や公安部などとの合同捜査はタテ社会の警察組織においては人間関係がこじれやすく、捜査に支障をきたすのを避けるために、新設された特別捜査室です。

開設後間もなく、大商社「日美商会」の御曹司の誘拐事件が発生、<藤江>は責任者として任務に就き、パスモ、Nナビ、防犯カメラ、偵察衛星等のデジタル機器とコンピューターを組み合わせて情報を分析、誘拐犯を追い詰めていきます。

主人公の<藤江>とその先輩<倉田>巡査部長は、共に兵庫県出身ということで、二人が関西弁で会話をするのは余録として楽しめました。

ただ、<藤江>が赴任していた韓国の女優<チェ・アジュン>の関係や、部下である<大谷久美子>と<加納久美子>との二股をかける描写は、いらぬ読者サービスに感じました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2013-06-19 00:50

二股かけるところは作者の趣味性が強いもんですよね。

こういうのって作者の願望だったりするらしいですよ…。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-06-19 15:43

なるほどねぇ。
登場人物の性格設定に、自然と自分が現れるというのは、よく分かります。 (笑)
この先、シリーズ化になりそうですから、二股・三股がどうなるのか、楽しみにしておきますね。

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