日本には明治初期に渡来していますが、今ではほとんど野草化している帰化植物です。
あまり見かけなくなりましたが、某駐車場の片隅に咲いていました。
30センチにはなろうかという大きな細長い葉を茂らせ、草丈は背丈ほどありました。
ヤマゴボウ科ヤナゴボウ属の植物で、「ヨウシュ(洋種)」とありますように、原産地は北アメリカ、別名「アメリカヤマゴボウ」です。
秋になりますと大きな葉は、紅葉します。
花は小さくて7~8ミリほどの大きさ、白色ないし薄紅色をしています。
扁平な果実を付け、秋頃のなりますと黒く熟し、つぶすと黒紫色の果汁が出てきます。
服や人体に付きますとなかなか落ちなくて、厄介な果汁です。
見かけなくなって来た原因として有毒植物で、アルカロイドやサポニンといった成分を含んでいるからかもしれません。
信州や山陰地方では「アザシ」(モリアザミやフジアザミ)の若い根を加工したものを商品名として「ヤマゴボウ」と呼んでいます。
この加工品の「ヤマゴボウ漬け」と「ヤマゴボウ」が混同されてしまい、飲食事故が多発しました。
牛蒡好きなわたしですが、このヤマゴボウ属の根だけは、願い下げです。
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投稿日 2012-06-28 11:55
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2012-06-28 21:39
ワオ!と言っているユーザー