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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(27)『契約』明野照葉(光文社文庫)

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今年の読書(27)『契約』明野...
著者の本は、『女神』 (光文社文)・ 『汝の名』 (中公文庫)・ 『澪つくし』 (文春文庫)と読んできて、4冊目になります。

どの作品にも共通して感じることは、「女」の執念・怨念・すさまじさです。
お化けは男も女もおりますが、幽霊は女性だけということを、いつも認識させられます。

今回登場する主人公の<南欧子>は、34歳。学生時代はクラスの人気者でしたが、今は三流会社の出版社に勤め、妻子持ちの男性と付き合うみじめな生活をしています。
そんなとき、破格の好条件でヘッドハンティングされ、雇い主が分からないままに雇用「契約」を結びます。
この雇い主、昔学生だった頃に<南欧子>にいじめられた恨みを、20年後に復讐するという同級生なのです。

いじめられた恨みを20年間持ち続け、<南欧子>をいたぶる姿は、異様に感じますし、結末が肩すかしで終わったように感じました。
<南欧子>にも、雇い主の女の行動にも、共感は持てず、心理サスペンスとして、もうひとひねりほしいところです。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2012-02-28 20:25

執念ですねぇ。
私には無理だな。

今夜、「ストロベリーナイト」です。
ハマってるんですよ。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-02-29 09:47

biedyさん、ごめんなさいね。テレビのドラマは観ないので分かりません。
この小説は、簡単にいえば、幼いころの「いじめ」の仕返しの小説ですが、男としては、??でしたね。

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2012-02-29 09:58

20年間もリベンジのチャンスをうかがっていたのですか~!私もそういう執念はないです。
美味しいものに対する執念ばかりです。
(;^_^A

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-02-29 22:29

昔のイジメをそこまでもと考えるのは、イジメにあったことがないからかも知れません。
いじめられるのも、いつまでも忘れないという性格が、災いしているのかも知れませんね。

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