業務提携のチャンスを逃さないために 〜IBMとMicrosoftの有名な話〜
7月
17日
業務提携のチャンスを逃さないために 〜IBMとMicrosoftの有名な話〜
ビジネスの世界では、「ある出会い」や「ある判断」が会社の将来を大きく左右することがあります。今日はそんな象徴的な実話をご紹介します。
IBMがOSを探していた時の話
IBMがOSを探していた時の話
1980年代初頭、IBMは極秘裏に「パーソナルコンピューター(PC)」の開発を進めていました。当時のIBMは巨大なメインフレームのイメージが強かったため、PCの開発はまさに次世代を見据えた挑戦だったのです。
しかし、PCを作るうえで欠かせないものがありました。そう、OS(オペレーティングシステム)です。IBMはこのPC用のOSを外部から調達することにし、まず向かったのがデジタルリサーチ(Digital Research)という会社でした。
デジタルリサーチでの出来事
IBMの担当者は、極秘プロジェクトであることから、デジタルリサーチに守秘契約(NDA)の締結を求めました。しかし、肝心の社長「ゲイリー・キルドール」が出張中で不在。対応したのは奥様でしたが、「社長がいないので契約できません」として、守秘契約を結ばなかったそうです。
結果、IBMはその場で交渉を進めることができず、次の候補に向かいました。
そしてMicrosoftへ
次にIBMが訪ねたのが、当時まだ若い会社だったMicrosoftでした。
IBMは同じように、まず守秘契約へのサインを求めました。そして、ビル・ゲイツは契約書を読むこともなく、その場で署名したのです。
その後、IBMとMicrosoftはPC用OS(後のMS-DOS)の提供契約を結びます。これが、Microsoftが世界的なテック企業へと飛躍する大きな転機となったのです。
教訓:チャンスは突然やってくる
この話からわかるのは、大きなチャンスは、前触れなく突然やってくるということです。そして、そのチャンスをつかめるかどうかは、判断のスピードと柔軟さにかかっています。もちろん、契約書を「読まずにサインする」ことが良いとは言いません。でも、「今、目の前にある出会いや提案をどう受け止めるか」が、その後の未来を大きく変えることもあるのです。
この話からわかるのは、大きなチャンスは、前触れなく突然やってくるということです。そして、そのチャンスをつかめるかどうかは、判断のスピードと柔軟さにかかっています。もちろん、契約書を「読まずにサインする」ことが良いとは言いません。でも、「今、目の前にある出会いや提案をどう受け止めるか」が、その後の未来を大きく変えることもあるのです。
最後に
業務提携、ビジネス連携、新規プロジェクト――どれも最初の一歩は「信頼」や「柔軟な姿勢」から始まります。
「これは面白そうだ」「もしかしたら新しい可能性があるかも」と思ったら、まずは耳を傾けることから始めてみてはいかがでしょうか?
業務提携、ビジネス連携、新規プロジェクト――どれも最初の一歩は「信頼」や「柔軟な姿勢」から始まります。
「これは面白そうだ」「もしかしたら新しい可能性があるかも」と思ったら、まずは耳を傾けることから始めてみてはいかがでしょうか?
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