《襍草・/・古往今来120》毒溜み!?!


ドクダミ(毒痛み、毒溜み) ドクダミ科(Saururaceae)
学名;Houttuynia cordata Thunb.

嫌われもので、日陰に群生する植物(丁寧に刈り取らないと部屋まで匂いが届く?^^)。
地下茎は細長く横に這い、ともかく繁殖力が強い。
「毒」ではなく解毒や痛み止めの薬という意味で「毒痛み」「毒溜み」と称する由。
「刈ってはならぬ」と匂いで抵抗してるか???
花弁に見える白い総苞片は、普通4片だが5~6片も見える。
真ん中の淡黄色の突起に雄蕊と雌蕊があり、、、この花が咲くと入梅時期と思える。
八重咲きや赤黄色の腑が入る種類もあるようだ。
今年は、普通の4総苞片しか見れなかった。なぜだろう???
7月28日に花を見たのが最後で、同時に夏本番を迎えた!!

7月28日誌「自宅・周辺」
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《襍木・/・古往今来119》穂咲下野


ホザキシモツケ(穂咲下野)     バラ科(Rosaceae)
学名:Spiraea salicifolia L.

奥日光戦場ヶ原の群生は、有名。
シモツケ仲間には、アイズシモツケ・イワシモツケ・マルバシモツケ・オニシモツケ、
など、たくさん種類がある。山の地湿地帯で見られる花。
自然自生では、栃木県日光や長野県霧ヶ峰が知られている。

7月27日誌「2012/7/29箱根湿生花園」
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《襍希・/・災害無きことを祈ります》

台風第11号 (ハーロン)が四国に上陸したと聞き及んでいます。

台風圏内、四国在住の、そして近隣地域のブログルの皆さん。
亦、今後進路に当たると予想される各地の皆さん。
災い・被害が最小であるよう祈り希します。

台風とは関係ないと思いますが、各地で猛威を振るってる「豪雨」
東北の震災被災地各所も雨で被害が出ています。

今までとは違った予防対策を国レベルで早急に検討してほしく思います。

ブログルの災害地周辺の皆さん、お見舞い申し上げます。
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《襍樹・/・古往今来118》千手岩菲


センジュガンピ(千手岩菲) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Lychnis gracillima

花径2センチ位の白く可愛い花。 花びらの先は浅く切れ込んでいる。
和名の由来は、花が岩菲(ガンピ)に似ている。
また花弁が千手観音の手を思わせることからきている。
中禅寺湖の千手ガ浜で発見されたからという説もある。
比較的高所で見られるようだ。
日本固有種の多年草。

7月26日誌「2012/7/29箱根湿生花園」
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《襍樹・/・古往今来117》野村楓


ノムラカエデ(野村楓) カエデ科(Aceraceae)
学名:Acer palmatum v. sanguineum Nakai

ノムラカエデは、春、夏に紅葉する珍しいモミジ。
オオモミジ(大紅葉)系カエデ(楓)の園芸品種。
葉は大きく、春は暗紫色、 夏は深緑色、秋は紫紅色となる落葉中高木。
葉は7~8裂。半陰地や水分が好きで乾燥を好まない樹木、
紅葉が美しいのは日向で多少乾燥気味の場所に植えられたものといわれる。

7月25日誌「2012/7/29箱根湿生花園」
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《襍草・/・古往今来116》顎無


アギナシ(顎無)  オモダカ科(Alismataceae)
学名;Sagittaria aginashi Makino

自然度の高い農耕地周辺の湿地や用水路、休耕田に生える多年草だが、、、。
除草剤の使用、圃場整備、休耕田の管理放棄等で激減している。
葉は矢じり形で面白い形。同属のオモダカ(S. trifolia)と非常によく似る。
が、アギナシは水田内に生えることは殆どなく花茎は葉よりも高く上げる。
違いは、アギナシの葉身の側裂片の先端は、ルーペで観察すると丸みを帯びる。
オモダカは、先端が尖っている。
環境省のレッドリスト(2007)では、準絶滅危惧(NT)に登録されている。
若葉の形状を「顎無し」と見立てたのが名の由来。
近縁種のオモダカと似てるが、アギナシは、球芽(むかご)のあること等で見分ける。

7月24日誌「2012/7/29箱根湿生花園」
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《襍草・/・古往今来115》禊萩

仙石原湿原に見る景観は、見事だった(以前の画像)
2014年9月21日、泉の森;花も終りに近い

ミソハギ(禊萩) ミソハギ科(Lythraceae)
学名:Lythrum anceps (Koehne) Makino
別名: ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ソビソウ(鼠尾草)

梅雨明頃になると咲き始める禊萩。
子供の頃は、田んぼなどで目にした花。最近は、植物園で見るだけになってしまった。
根茎は横にはう。茎は直立して高さ1m前後と立派。
お盆の仏事に用いる風習がある。
和名のミソハギ由来はミソギハギ(禊萩)で、
花に水を含ませて仏前の供物に水をかけたことから。


7月23日誌「2012/7/29箱根湿生花園」
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《襍感・/・古往今来114》白い鳩


久し振りの源氏池の蓮に感慨を深くする。
史実をしっかりと伝えないと、、、伝承って・・・と思う。
単に大賀蓮と言えば、千葉県千葉市検見川の落合遺跡で発掘された「種」
を発芽させ、各所に分植されたものを指すだろう。
八幡宮源氏池に咲く蓮花もそれと思われているかもしれない??
学問的に蓮の特定を求めるわけでは無いが、
由来は、しっかりと表明すべき、と思うのだ。
そんな事をおもっている時、頭上の樹枝に白いものを見た!
しっかり見ると「白い鳩」がいるではないか!!
八幡宮の扁額にもある白い鳩、平和の象徴などとも云われている「白い鳩」。
僕の脳裏に浮かぶは、「鳩サブレー」!!
朝から、蓮調べに夢中になって・・・お腹が空いた!!
人混みを避けるようにその場を離れて、昼食探しに・・・。


7月22日誌「/7/20鎌倉鶴岡八幡宮源氏池」
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《襍木・/・古往今来113》小紫


コムラサキ(小紫)    シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Callicarpa dichotoma (Lour.) C. Koch
別名: コムラサキシキブ(小紫式部)、コシキブ(小式部)


**源氏池で蓮をながめていたら、膝に木の枝が触れたように感じた。**
**夢中で先ばかり見ていて気付かなかった**
***私も・・・健気(けんき)!?!でしょ・・・と挨拶していたm(._.)m***

葉腋より少し上から花序を出し淡紅色の花をつける。
本州~九州の山野の湿地に生え、高さ2mほどになる。
よく似た仲間にヤブムラサキやムラサキシキブがある。


7月21日誌「/7/20鎌倉鶴岡八幡宮源氏池」
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《叛逆のろれつ・/・古往今来112》孫文蓮


蓮の花が各地で咲いていると・・・!報道やら友達からの連絡。
而して、今や珍しくもなくなった「古代蓮」。
大賀博士の研究・尽力で数千年の時を以って蓮が蘇っている。
日本で見つかった古代蓮の「種」。浪漫あふれるが!
旅先でもアチラコチラで「古代蓮」に出会う。
こうなると、「もういいょ」ってへそが曲がってきた。

そんななかで、以前より気になっていたこと。
古代蓮、日本で出土した「種子」とは異なり中国出土の「古代種子」。
大賀博士が種子を開花させたことには変わりないのだが、、、。

ブログルを使わせて頂いた最初の年、2005年の夏に投稿した、
「孫文蓮」のこと。
この「孫文蓮」今では、下関市の長府庭園で見ることができる。また、このような紹介記事もある

前置きが長くなったが、この「孫文蓮」、神奈川県・鎌倉市の鶴ヶ岡八幡宮の池にも分植されているのだ。
私事だが、諸々の事情あって、鎌倉を離れて久しい(とは言っても往来はしょっちゅうしてるが)。
タイミング悪く、「孫文蓮」とご対面できていなかった。のんびり構えても居たのだ。
所がこの数年、友達から八幡宮の関係者は、「孫文蓮」のことなど知らないって??聞かされていた。
其の友人にしてもどれが「孫文蓮」?? そんなの存在していないのでは???と。
分植された年に観蓮会を持ち、その時の記録を僕が書いた。
手持ちもあるが、鎌倉の図書館に必ずあると・・友達を誘って資料室を訪ねた。
こちらの指定した「鎌倉の自然を守る会々報」を見せてもらった。
会報誌「ゆきよもぎ」第106号に記事が見えた。
これで友達も納得してくれた。そして・・・いざ、源氏池へ。
観光客でごった返す池を久し振りに見た。
1976年春に分植された位置にらしき蓮が、、、そして増えた蓮たちが瀟洒に咲き誇っていた。
だが、ウル覚えだ。実際に目の前の「蓮」の種類の特定は、見た目ではわからない。
八幡宮関係者は、単に「古代蓮・大賀蓮」と思っているらしい!?!


鎌倉市は、近代史・現代史を深く検証すべきだ。
史実の検証と記録保存を急がないと、生き証人が少なくなっているのだから。
鎌倉の文化人たちよ・・・、この30年余り何をしていたのか??って疑問を持つ。
池でそして小町通りを見て、まさに「昭和は遠くなりにけり」、
って寂しく、否、己に課する目標をみつけたって、帰宅した。

個人的に遥か昔の花の色など正確に覚えていない(写真は見つかるかもしれないが)。
今の己の感覚、モノクローム写真のようだ。
しかとDNA鑑定でもして、八幡宮のハス群の種類選別をはっきりさせてもらえないものか。
些細な文化史かも知れないが、1960年代から70年代は、激動の時代でもあった。
緑(自然)の環境保全・古都保存法、これ等の問題は70年安保問題で陰が薄い。
近代・現代の生活環境(緑地・自然環境)、都市開発問題の発祥地的原点が鎌倉であった。
これ等を想うと、今の鎌倉は、単に「観光地鎌倉」としか見えない。
半世紀前の東京オリンピックの頃に問題提起され一応の解決を見たが、
未だ不十分な「歴史的環境」整備、否、悪化してる環境が、今の鎌倉の姿。
歴史・文化の記録と検証。それに基づく生活環境・文化遺産整備。

久し振りに拝んだ、源平池の蓮。
「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」




7月20日誌「7/20鎌倉鶴岡八幡宮源氏池」
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