「ふれあいの森」の隣が「泉の森」と呼ばれている里山。
泉の森からふれあいの森、その先は厚木飛行場の滑走路。
飛行場を思うと・・・飛行場を中心に半径500メートル、
こうした緑に囲まれていればよかったのに!!
「ふれあいの森」が人工的に植裁・整備された森とすれば、
隣の「泉の森」は昔からの里山、鎮守の森と映る。
しらかし林があったり、引地川の源泉があったり、と。
だが「泉の森」にはもうひとつの顔が存在する。
森の北西部分に「大和加圧ポンプ所と配水池」が設置されて、
ポンプ所の裏手に広葉樹の人工林がありその下に “配水池” がある。
その下、東側が引地川“水源地”で泉の森大池・小池には地下水が湧き出ている。
水質が悪くなった平成 4 年(1992 年)までは、近在の水道水に使っていた。
今は、相模川・酒匂川の水が供給されているが、平成12年(2000年)、
綾瀬浄水場からの水を貯え、災害時の飲料水確保目的に配水池が作られた。
貯水量は、50m四方、10m高の水槽に、水深8mで2万トンの水を貯えている。
非常災害時、近くに住んでる人々は、ポット持参で水を分けてもらえる。
ここの配水池は泉の森の一部の扱い、水源地の涵養林でもある。
大雨時の溜池機能、災害時の配水用、それでいて災害防止策が講じられてもいる。
森の仲には、散策路が設けられ自然林の中には入らないよう掲示されている。
植物観賞目的からすると、、、難儀なことだ。
花の向き等々、写真に取る位置関係に何とも苦慮する。何処も同じだが。。。!
森に接して民家が在ること等、林床・・伐採等の管理が必要。結構大変である。
贅沢な悩みは、林床を綺麗に刈ってしまい全きの自然植生では無い部分が在ること。
雑木林を宅地化、残った林は100年先を見て整備・保全。
10年目頃から自然植生的に草花が顔を見せ始めた。自然は、強い。。。
「大和市・泉の森4/19」