“ちぐはぐな秋!?!”《襍樹実・/・拈華微笑49》

ラクウショウ(落羽松) ヒノキ科(Cupressaceae)
学名:Taxodium distichum (L.) Rich.
別名:ヌマスギ(沼杉)、ニレツバスイショウ(二列葉水松)
(画像2)
(画像3)
(画像4)レディサラダ(大根)
JIVA食堂(画像5)

ラクウショウは、落葉樹であるためか、若葉(新緑?)と実が同時に見れる。
樹形は、針葉樹特有のもので アケボノスギ(メタセコイア)と同じで赤銅色に紅葉する。
樹高50m、直径3mにもなるとか。メタセコイアに似てるが、落羽松は葉が互生する。
画像のように球果は卵球形で盾形の果鱗を有している(画像2・3)。
湿地では、幹周辺に高さ2mの気根を直立に地面から出すらしいが、画像地では見られなかった。

「研究者ノート」(筑波大・矢部淳さん)
「ヒノキ科に属するメタセコイア、セコイア、ヌマスギ(ラクウショウ)は
“生きている化石”の代表格の一つです。
どれも日本には自然の状態では生えていない植物ですが、
実は日本でも化石が見つかっています。
これらが生きている化石と呼ばれるのは古くから化石記録があるためで、
メタセコイア属はおよそ1億年前、ヌマスギ属やセコイア属はそれよりも少しあと、
いずれも中生代から化石種が見つかっていて、ある時期に現生種が現れ入れ替わりました。
ただし、これらの現生種がいつ現れたかという問いにはまだ統一した見解は出ていません。
“生きている化石”とよばれるメタセコイア・セコイア・ヌマスギですが、
これら3属の歴史は互いに少しずつ違っています。
メタセコイア属は白亜紀後期以降アジアとアメリカに分布していました。
新生代を通じて分布を縮小する中で最後まで残ったのが東アジアで、
日本からはおよそ80万年前に絶滅します。
一方のセコイア属とヌマスギ属は北半球の広い範囲に分布していましたが、
ヌマスギ属が東アジアで早くに衰退し、
新第三紀(2300万年前以降)に入ると化石が見つからなくなるのです。
彼らがなぜ違う歴史を歩んだのか、解決にはさらなる研究が必要です。」

* * * * * * *
愈々秋って感じで、朝昼では寒暖の差が大きい。
「天使さん」のブログに「レディサラダ(大根・画像4)」が紹介されていた。
そうだ。。。さぁぁ~~とばかりに、生産農家の販売所に出向いた。
あるある・・・早く行かないと売り切れてしまう。
午前中に出かけた(時折出かける葉山国際村の一角)。
サラダ用にと特化した大根だが煮物に入れても美味だ。
入手できると・・・!?!
お腹が空いたって、帰り道、好みの食堂で昼食をとった(画像3)。
お腹も満腹、途中で一寸寄り道をすることに。
藤沢の里山(新林公園)、公園入り口の銀杏は、早、黄葉も終わり散りかけている??
焦って奥に進むと、目当てのラクウショウは、未だ新緑!!
季節通りに、沢山の実をつけていた。

若木は、気温に左右されやすいか?? 植物も敏感に対応するのか??


「藤沢市新林公園2015/10/31」


#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

×
  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ