シラヤマギク(白山菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Aster scaber Thunb. ex Murray(=Doellingeria scaber)
別名: ムコナ(婿菜)
身辺の森(里山・雑木林)の中で見られる菊の種類。
草高、1.5m位。根出葉は卵心形で長柄があり、花時には枯れる。
他に競合する植物がないところでは緑のまま残ることもあるらしい。
頭花は径20mm前後。筒状花の花冠は、長さ5.5mm程度。
茎先に白い頭花を沢山つけ、 花は舌状花と中心部の筒状花からなる。
白い舌状花の数が少ないので、間が透けて見える。
黄色い筒状花も数は多くない。
葉の特徴は、茎や葉にはざらざらした毛が生えている。
葉は互い違いに生える互生。
茎の下部の葉には長い柄があり、心形で先は尖っている。
上部につく葉は細長い楕円形である。花の後にできる実はそう果。
資料によるとヤマシロギクと、シラヤマギクが在る由。
だが、違いがよく分からない(知りたい)。
別名のムコナ(婿菜)は、 ヨメナに対して付いた名前だとか。
机上で知識を詰めて野山を歩くが、花々の特定識別は、難しい。
悩める秋である。
「緑の森2015・10・17」