三寒四温なのだろうか?? 気温変化が複雑!
桜の開花も入り乱れているようだ、列島的に^^)。
地表近くを眺めると、野草はしっかりと、順繰りに、顔を見せ始めた。
ミスミソウ(三角草)
落葉広葉樹林の林床に生える多年草。径約1-1.5cmの花を咲かせる。
色は白色・淡紫色・淡青色・淡紅色。
自生地は本州(中部地方以西)・九州北部
絶滅危惧ランク≪準絶滅危惧 (NT)≫種である。
早春に雪を割るようにして咲く雪割草の由来だが同名にサクラソウ科にもユキワリソウがある。
山岳地での「野の花」・・春一番だ。
三角草の花弁は、6枚~7枚以上と色々だ。色も白~赤~青と色が多い。
同族種にオオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウがある。
スハマソウ(州浜草)
ミスミソウの変種で、葉先がミスミソウは尖るのに対し、スハマソウは丸まっている。
スハマの名は、堆積した土砂が水面上に現れた洲で入り江を構成したものを「州浜」と呼び、
葉の形がこれを意味するというのが通説だが、葉の模様にも着目したい。
ミスミソウ等が、ユキワリソウと別名されるは!
関東平野に降る遅い春の降雪頃に一致する。その光景にミスミソウはぴったりだ。
イカリソウ(錨草)
高さ20-40cmの夏緑性の多年草。葉は、広卵形で薄い紙質の小葉を出す。
成長した葉の表面は無毛で、裏面には微毛があり多くは粉白色を帯びる。
花は直径4~5cm、葉より早く、あるいはほとんど同時に開く。
花びらの基部から距と呼ばれる細い管が四方にのび、先の少し膨らんだ部分に蜜がある。
明るい雑木林や杉林、土手の草むらにかたまって生えている。
紅紫色または白色の錨を思わす特徴的な花が咲き、夏や秋には三つ股に枝分かれする葉が見える。
花の形が船の碇(錨)に似ているので名付けられた。花色は白、クリーム、淡紅色、淡紫色等がある。
昔から強壮剤として有名、今でもユンケルに使われている由。
錨草の仲間;白花イカリソウ・常盤イカリソウ・梅花イカリソウ・穂咲イカリソウ・黄花イカリソウ。
薬草としても知られ、効用は強壮、強精、血圧低下、健忘症防止などとても用いられる。
酒として飲まれる。放杖草とも棄杖草とも呼ばれる(飲めば元気になり老人も杖はいらない意。
ウラシマソウ(浦島草)
同じサトイモ科テンナンショウ属には、マムシグサ、ムサシアブミ、コウライテンナンショウ、
アムールテンナンショウ、ヒロハテンナンショウ、ホソバテンナンショウ、ミミガタテンナンショウはある。
高さ30~60cmで球茎には子球が放射状に5列に並び、春から晩春に地上に葉と花序を展開する。
普通、葉は一枚で偽茎部が短く、小葉は11~17枚ある。
本州西部から九州、および朝鮮半島南岸の島には母種の南国ウラシマソウがある。多年草。
北海道(南部)・本州・四国(北部)の林下や林縁に自然分布している。
日本固有種。花穂の先が糸のように細長く伸び垂れ下がっている。
この形態を浦島太郎の釣り糸に見立てた名ずいた由。不思議な姿だ。近縁種にヒメウラシマソウがある。
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なんだかんだ・・・と雑務に追われ野の花をめでる機会が少ない。
現役引退したはずが・・・お声がかかる内が花だ^^)なんて思って散歩出来ることに感謝。
全き同じ場所に姿を見せるのだが、微妙に姿は変わっている。この微妙感がいい!!
「大和市泉の森 2016/3/21」