薔薇園芸種で最も好きな2品種。
ブルームーンは、異国で初めて頂いた思い出の花。
オンディーナは、母の育てた遺品。
§ § §
日本では、2月14日「テルニの聖バレンタイン」が有名だが、
キリスト教を精神的な基盤とする西洋の歴史には、
もう一人の聖バレンタインが存在する。
<カトリック聖人ーレティアの聖バレンタイン>
レティアの聖バレンタインが生まれたのは歴史的にはゲルマン民族
大移動の頃、亡くなったのが西暦475年1月7日(南独のパッサウ)。
オランダ人(Niederlandと言う低地ドイツ語を話す北ドイツ地方出身、
北西ドイツと現在のオランダ周辺)。
レティアの聖バレンタインは修道会の任務で435年に南ドイツのパッサウ
(Passau)へ転勤になり司教として働いていた。
だがキリスト教に改宗したゲルマン民族信者がもたらした深刻な問題があった。
彼らの信仰は、ゲルマン民族土着神話の影響でキリスト教教義を歪めていた。
そしてイエス・キリストの神聖を認めないアリウス派に傾斜していった。
その為にレティアの聖バレンタインは、パッサウ教区から追い出され、
巡回司祭として各地を渡り歩いた末、
イタリア語を話す南チロル地方のツェノブルク村に留まり、
そこで当時は世間から阻害されて一定の地区に隔離されて生活していた障害者
(てんかん者、ライ病人などを含む)の為に献身的に生涯を捧げた。
<聖バレンタインの意味>
バレンタインはラテン語の名前で、「健康」や「丈夫」を意味する。
<何の守護聖人なのか?>
てんかん者、ライ病人、身体障害者、痛風病人、動物の疫病
レティアの聖バレンタインは今で言うマザー・テレサのように
病人の為に献身した聖職者だった。
1月7日の聖日は、余り知られていない。
キリスト教徒的に見ると日本で言う「テルニの聖バレンタイン聖日」
2月14日の「女性が男性にチョコレートを渡す日」??
これは、日本でのみ行われている単なるイベントでしかない。
西欧では、男性側からのプレゼントがほとんどである。
日本ではチョコレート屋さんが仕掛けた、と言われているが、
ドイツでは花屋さんと宝石屋さんが仕掛けたと言われている。
チョコレートを贈る習慣は聞かない。花は、薔薇が多い。
「義理チョコ」なんて・・・どなたが考えだしたのだろうか??
ドイツでは恋人や夫婦限定イベントであって。。。
女性・男性にかぎらず「義理チョコ」など贈ろうものなら・・!
「浮気をしよう」と誘われているように勘違いされてしまう。
「St-Valentinstag 2016/2/14」