“叛逆のろれつ”《襍囈 ・/・古往今来244》



今年もあっと言う間に師走を迎えてしまった。
我が身を振り返ると悲喜交交、雑事に追われ総てが半端、焦りをもつ。
カメラいじりや自転車乗りを始めてからずいぶんと時を重ねている。
自転車はこの所、体調不良で乗っていないが。
その分、リハビリを兼ねて花探訪にのめり込む。
今年は、デジカメ元年(気持ちの上で)として撮ることに???
何処にいってもカメラマンが多い。
周りでは素晴らしい機材で、極々普通に撮っておられる。
圧倒されるは、カメラ達。撮った画像を見せて貰いたくなる。
僕のデジカメ古風ないでたちだが、僕には宝の持ち腐れ!?!
巧く撮れていない。扱い切れていないのだ(デジイチではない)。
花を記録するって鮮明・明確さが先、だがピントがこない。。!
本体・一玉で1年、扱いは少し慣れたが対応課題は増える一方。
第2段階目(2年目)に向かおう、、来年は、などと^^)。
「趣味だからって甘え、適当に妥協(勘違い)だ!!
仕事は、追求・攻めだ。徹頭徹尾、妥協なし。」
なんとなく処していた昨今であったが・・・・。
いい加減な己の対応に頭を叩かれた思い。そんなスレッド拝した。
ブログル仲間の花瓶づくり!!ワインのガラス瓶を再利用された由。
なんと瀟洒な形ょ!! 唸ってしまった。
楽しみの中にも深き探求。単にのめり込んでいたは、己の無様さだ。
機材(デジカメ)が、己の処方に適してない,なんて!?!
デジカメに失礼なことであった。只々、己の非力だった。
来年は、見ていろって・・・デジカメに闘志が湧いてきた。

ブログルで友達登録を頂いているお一人に「くまごろう」さんがおられる。
氏(師と畏敬の念をもつ)のシリーズ「くまごろうのサイエンス教室」
これも凄い、無知な僕でも分るほどに理路整然と而して緻密に語っておられる。
異国の地に住まわれて、日本を真摯に見ておられる。畏敬の念を禁じ得ない。
ブログルの面々には、ぜひ一読をおすすめしたい。

出会い・・巡り合い、一瞬を逃すと次はいつ来るか??
先月、訪れた真鶴岬で思い掛けない一瞬に出会えた。
朝マズメ、夕マズメ時、海岸や山の頂で一瞬、見られる色合い。
辺り一面が淡いピンク色に染まる、そんなときがある。
気象条件等で中々出会えない一瞬。
最良の色合いではなかったが、綺麗な光景に久し振りに出会えた。
表現できない色あい。其の一瞬を巧く色出し出来ない撮影技術。

課題・・学ぶべき、処し方、たいへんだ。
いまどきのデジカメ仕様は、凄い。コンデジでもだ。
結果を引き出すは、撮り手次第。
カメラじゃないよ・・って頭を叩かれぱなしの1年だった。

昔、カメラの師と仰いだ偉人が、
「相対する物とニラメッコせい!!」
「自分の中に引き寄せよ。じっと我慢をして。」
「相手が微笑んだ時、シャッターをきる」
花を撮る時の心得を示して下さった。
そんな教えをすっかり忘れておった。何たることか!!
花写真が、風景になっておらない。花と対話していないって感じる。
此の1年を振り返れば・・・!!頭の中は、走馬灯の様に次から次と。
夢と希望は、持たねばって・・・痛感した事々でありました。


12月01日誌「真鶴岬2014・11・10」


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“ウメボシイソギンチャク”《襍感 ・/・古往今来243》

磯、干潮時のウメボシイソギンチャク。
潮位が上がり水面下になった時の状態。
水中になった時の状態。この変貌は、実に楽しく映る。


「わが身・我が心に力を賜りたい!?!」

神奈川県西端の半島、真鶴半島の突端に三ツ石がある。
若い頃、「鎌倉の自然を守る会」の月例会で此の地を訪ねた。
目的は、「ウメボシイソギンチャク」を見よう、であった。
このイソギンチャク、差して珍しいものではない由。
がしかしこの三ツ石では、不思議なことがあったとか??
大正時代の関東大震災で、磯の変動??等で・・・!
此のイソギンチャクが絶滅した。
ここ真鶴には横浜国大の研究施設があって絶えずモニタリング
觀察して来られた由。
其の専門家が、ある日突然に大量のウメボシイソギンチャクを発見。
死滅したはずの生物の出現、それも大量にである。
未だに謎に包まれている。
ご案内頂いた酒井 恒先生は、感慨深げ感動的にお話しくださった。
此の地は、天照降臨??今風に言えば「パワースポット」か。
中々、訪れる機会がなかったが伊豆の帰り道立ち寄ってみた。
来年に思いを馳せ、水面下の「梅干し樣!?!」に祈り希してきた。
自然の神秘・・・摩訶不思議さ!!

11月30日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」


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“浜万年青”《襍草 ・/・古往今来242》

真鶴岬突端上部に咲く浜万年青、眼下の三ツ石を見守っているようだ!

ハマオモト(浜万年青) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Crinum asiaticum L. var. japonicum Bak.
  ;Crinum asiaticum L.(広義)
別名: ハマユウ(浜木綿)
英名: crinum lily, poison bulb, beach lily

葉がオモトに似て海岸に生えることに和名は由来する。
一般的に「ハマユウ」と呼ばれ庭先にもよく植えられている。
地下茎は鱗茎、葉は70cmにもなる、幅4~10cm、厚く光沢があり先が尖る。
花茎は太く、頂部の散形花序に固まって花を多数つける。
花の芳香は、強く夜に強く匂う。雄しべ6個。
螬果は直径3~4cmの球形、熟すと不規則に裂開する。
種子は直径2~3cmの球形、コルク質の厚い種皮に包まれ水に浮き海流で運ばれる。

ハマユウ(浜木綿)、花が神事に用いる幣を作る木棉(ユウ)に似ている事に由来。
南方系植物で房総半島が自生北限らしい。
花は、シロバナヒガンバナに見間違ごう。ハマオモトもヒガンバナ科である。

11月29日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」


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“照葉野葡萄の実”《襍木 ・/・古往今来241》


テリハノブドウ(照葉野葡萄)  ブドウ科(Vitaceae)
学名:Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
;Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.) Trautv. var. glabrifolia Honda.

『寒さ暑さに強く、本州南部、四国、九州に分布、花期:7月~8月、
実期:10月~11月、花色:黄緑;
テリハノブドウは暖地の主に海岸に分布する落葉樹でノブドウの変異したもの。
葉に光沢ある事からこのような名前になった。
夏に小さな花を咲かせ、秋に紫色から青色の0.7cm位の実をつける。
ノブドウは日本全土に分布、こちらは暖地の海岸の日当たりの良い所に自生している。
実の中には「ブドウタマバエ」や「ブドウガリバチ」の幼虫が寄生している実が多く、
実の色が様々な色合いをしているのは虫が寄生しているからと言われている。
実が熟すと中が液体になるのですが、不味くて食べられないらしい。
テリハノブドウは丸っこい葉をしていますが、ノブドウは葉に切れ込みがあるものと、
丸い葉が交じる事があり、葉に深い切れ込みあるものをキレハノブドウと分ける異がある。』

以上のような解説を目にした。
身近なメモも同様だが、仔細に示したものに。。。日本各地の山地や野原に生える。
茎は暗灰褐色で節の部分は膨らむ。茎は毎年枯れるが、基部は木質化して直径4cmほどになる。
つるは長くのびてジグザグに曲がり、節はしばしは肥厚する。
枝ははじめ粗い毛が密生するが、のちに無毛。円形の皮目が多い。葉は互生。
葉身は長さ10cm前後、幅9cm程度のほぼ円形で3~5裂する。裂片の先は尖り縁には粗く浅い鋸歯がある。基部は心形。表面は無毛。裏面の脈腋にまばらに毛がある。
葉と対生して集散花序をだし、淡緑色で直径約3mmの小さな花を多数開く。
花弁は5個で卵状三角形、雄しべは5個、雌しべは1個。
開花したのち、雌しべの花柱だけを残して花弁と雄しべは落ちる。
果実は球形で直径7mm前後、淡緑色から紫色を帯び碧色になるが、
虫えいができ異常にふくらんでいるものが多い。花期は7~8月
冬芽は半円形の葉痕の奥に隠れて見えない。
葉が深く切れ込むものをキレハノブドウとして区別されることもある。
ヤマブドウやエビズルと同じブドウ科のつる性植物だが、食用には成らない。
葉は蛇葡萄、根は蛇葡萄根と呼ばれる漢方の生薬として名高く、
また日本の民間伝承薬草として、多くの効能が知られている。
ハエやハチの幼虫が寄生し虫えいを作る。実の様々な色はその影響によることが多い。


11月28日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」

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“照葉野茨”《襍樹 ・/・古往今来240》

花期も終わりに近いか??かなりくたびれていた!!

テリハノイバラ(照葉野茨) バラ科(Rosaceae)
学名:Rosa wichuraiana Crep.
;Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Crep.
英名:memorial rose

テリハノイバラの実、ノイバラやヤマテリハノイバラ同様、赤い実をつける。
日本固有の野生種のバラ。海岸・砂浜に生えるものは、地面に茎を這わせる。
野茨は、僅かに赤み・クリーム色がかった花もあるが、テリハノイバラは純白。
ノイバラに似るが、葉に光沢がある。茎は鉤形の刺がある。
葉は互生し奇数羽状複葉で小葉は2~4対。
小葉は表・裏とも無毛、革質で、光沢があり、ほぼ円頭、鋭く粗い鋸歯がある。
托葉はやや厚みがあり、幅が広く、上部の裂片は三角形状。
腺毛は托葉の鋸歯の先などにあるが少ない。
萼片に明瞭な小裂片があるのが特徴的である。
花はやや大きく、直径約3㎝。果実は直径約7㎜の卵球形。
花期はノイバラより遅く開花する。
花期は、6~7月。つる性で落葉低木。
自生生育場は、海岸から高山の川原、草地までと広く分布している。
日本固有種で本州(宮城県以西)、四国、九州、沖縄で見られる。
葉は互生。長さ4~9cmの奇数羽状複葉で、小葉は2~4対ある。
頂小葉と側小葉はほぼ同じ大きさ。
小葉は長さ1~2cmの楕円形または広倒卵形で、ふちには粗い鋸歯がある。
先端は丸いものが多いが、尖るものもある。
革質で厚みがある葉は、両面無毛で表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色。
側小葉に柄は殆どない。
托葉は緑色で下部が葉柄と合着し、ふちに先端が腺になった鋸歯がある。
枝先に芳香ある白花が数個つく。花は直径3cm位。花弁5個。雄蕊多数。
花柱は柱状に合着し、有毛。萼片の内面には短毛が密生する。
果実は萼筒が肥大した偽果で、先端に花柱や萼片の一部が残る。
直径8mm前後の卵球形で10~11月に赤く熟す。
偽果のなかに入っているそう果は、長さ5mm程度。花期は6~7月。

こんな観点から、“照葉野茨”と思われる。

11月27日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」


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“小待宵草”《襍樹 ・/・古往今来239》


コマツヨイグサ(小待宵草) アカバナ科(Onagraceae)
学名:Oenothera laciniata
別名: ツキミソウ(月見草)
英名:cutleaf evening primrose

北アメリカ原産の帰化植物で関東地方以西の海岸や河原などに見られる。
花は2~3cm、茎の丈も30cmと小柄。
全体に粗毛があり茎は地面をはうか斜めに立ち、基部からよく分岐する。
中には地表にマット状に広がっているのも見える。高さ20~60cm位。
葉は無柄で互生し縁は不規則な鋸歯か、波状に浅~深裂、と変異が大きい。
花は日中に咲き、直径2~4cmの淡黄色の4弁花を葉腋につける。
しぼむと赤味を帯びる。花の下に長い萼筒がありその下に長い子房がある。
果実はさく果、長さ2~5cm、幅2~4mmの円柱形、先端に4溝がある。
一般的には、花期は7~8月とされるが、11月とは??気候変化故か?
マツヨイグサの小形版とされる小待宵草だが、
マツバボタンのような葉と地面を這う背の低い姿は、別ものではないか?
マツヨイグサの仲間は月見草とか宵待草とも呼ばれ、夕方から早朝に花が開く。
茎は、毛が密生する。根生葉はへら形で葉柄がある。
花の直径3~4cmになるものはオオバナコマツヨイグサと別種に分類、
(var. grandiflora (S.Watson) B.L.Rob.)
茎は地を這うことが少ない。が中間的なものもあり両者を区別しない見解もある。


11月26日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」


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“?な花・実⇒蔓蕎麦”《襍草 ・/・古往今来238(236+α)》


ツルソバ(蔓蕎麦) タデ科(Polygonaceae)
学名:Polygonum chinese L.;

長いツルを伸ばし成長、葉も花もソバに似てるが、ミゾソバにも似ている。
しかし、蕾や葉の形からツルソバ(蔓蕎麦)と断定した。

* * * * * 
本末転倒、両親の記録に出ていた。
温暖な海岸等で見られ花期も長い、冬でも花を咲かせる。
茎は蔓状に横に這い斜めに立ち上がる。
葉は互生・長さ10cm位、卵状長楕円形、基部切形、先は尖り葉裏に腺点あり。
白色花が枝先に纏まって咲く。花被は5深裂し長さ4mm程度。
花後には花被が肥厚し液質になり暗黒紫色に熟す。
痩果は黒色、長さ約3mmの3稜形で光沢はない。(真鶴岬)
花期:5~11月、分布;伊豆半島、紀伊半島、四国、九州、沖縄。
* * * * * 

ツルソバは、紀伊半島以西で見られると勘違いしていた。
画像の様にトベラの葉に隠れて茎・葉が確認出来なかった。
少し離れた場所で撮った画像には、葉の形が見える。
これ等で、「ツルソバ」と・・・。
この所、メール・・返信に忙殺され、ぼけていた(単に言い訳)。
反省仕切りであるm(._.)m(^з^)!?!

11月25日誌(11月22日誌補足)「伊豆城ヶ崎海岸2014・11・09」


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“染井吉野の葉”《襍樹 ・/・古往今来237》


ソメイヨシノ(染井吉野) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus x yedoensis

エドヒガンとオオシマザクラの人工交配で作られたソメイヨシノ、
自身の花粉では実はできず山桜や大島桜の花粉とでは実ができる。
日本には桜の自生種10、自然交配種20、園芸種は、300位ある。
最近、染井吉野は、大島桜江戸彼岸の一種コマツオトメとの交配!?!
その可能性が高い、と発表された。
染井吉野とは、江戸時代に染井村(東京都豊島区)の植木屋が作出したもの。

桜の葉は、綺麗に紅葉する。
昨今、紅葉と言えばイロハモミジ等が人気を集め、観光的に様々に植裁されている。
艶やかですばらしい。が、桜・染井吉野の紅葉も捨てたもんじゃないって思う。
桜の落ち葉、その風情は、なんとも艶っぽい。
地面に散り、一日ぐらい立った頃の水分が残ってしんなりとした風合い。
木についている時に比べて、一段と赤みや黄みが増し、しっとりと美しい。
桜の落ち葉を手に取って触れるがいい。あの心地よさ、ひんやりとした触感。
而して一枚一枚異なった色合いの微妙さに、新たな感動を持つ。
自然の美は、深淵である。

11月24日誌「伊豆高原さくらの里2014・11・10」


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伊豆-11月花8“十月桜”《襍樹 ・/・古往今来236》

「さくらの里」植栽された樹々の間隔が広くとられていた。
敷地の広さと相まって、将来に向かって立派な「園」が想像出来た。
かわいい「10月桜のはなびら」

ジュウガツザクラ(十月桜)  バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus x subhirtella cv. Autumnalis

紅葉・黄葉を探しながらの旅!?!・・で「桜の花」に出会えた。
この季節に桜ってなんとなく場違い、季節感が違う気もするが!?!
伊豆高原・大室山の麓に「さくらの里」と銘打って桜の園が造園されてる。
一年中、何かしらが咲いているらしい。園芸って凄い!!
訪ねた時、まばらな咲き具合って感じたが、十月桜が柔らかな表情を魅せていた。
間近に見ると花弁が小さくて他種の桜よりかわいらしく感じる。
エドヒガンとマメザクラの交雑種、小彼岸桜(コヒガンザクラ)の園芸品種だ。
江戸時代後期から広く栽培されてきたと言われる、歴史ある園芸種。
十月桜と呼ばれているが、花期は9~12月と春に2度咲く由。
花の大きさは、 春のほうが少し大きいとか。花色は白ないし淡い紅色。
花径は25~35ミリ位。花弁数は10~20枚。


11月23日誌「伊豆高原さくらの里2014・11・10」


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“???な花・実”《襍?? ・/・古往今来235》



タデ科(Polygonaceae)
多分、タデ科の植物だろうと推察するが???
花・実もさることながら、茎・葉を間近で観察できなかった。
来年までおあずけの小さな植物。
「しっかりと見ないから・・・!」って、
画像の中から笑われているように映る。

11月22日誌「伊豆城ヶ崎海岸2014・11・09」


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