“国会審議!!”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-05》

「鍵」!?! 「鍵」!?!

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

第一九三回国会、閣第二三号
主要農作物種子法を廃止する法律案
主要農作物種子法(昭和二十七年法律第百三十一号)は、廃止する。
附 則
この法律は、平成三十年四月一日から施行する。
理 由
最近における農業をめぐる状況の変化に鑑み、主要農作物種子法を廃止する必要がある。
これが、この法律案を提出する理由である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
予算審議そっちのけで学校法人「森友学園」(大阪市)問題に終始した野党に呆れるが、
それ以上に怒りすら覚えたのがマスコミ・マスメデアの報道だった。
国の重要法案審議を報道せず、スキャンダル的問題を終始報道していた姿勢、
これは、マスメデイアの大失態というしかない。
そんな中で、今後の日本国内農業者にとって不利益と思う法案が可決されてしまった(衆議院)。
僕は、どちらかと言えば「保守」的感覚の持ち主だが、この可決には異議をもつ。
上記の「主要農作物種子法廃止」とは、なんぞや!!!一般的認知度も低い!?!
この廃止法案、農林水産省が基礎的食料である米、麦、大豆の種子を国が守って来た法制度をなくす案件だ。
種子供給の不安、外資系企業の参入による種子の支配を深刻に懸念する。
3月27日「日本の種子(たね)を守る会」の会合で「種子の自給は農民の自立、国民の自立の問題」、
「議員立法で種子法に代わる法律を制定することも食と農の未来のために必要」
等の提案があったのだが、報道はほとんどなされなかったのでは!?!

「種子法では、稲・麦・大豆の種子を対象として、
都道府県が自ら普及すべき優良品種(奨励品種)を指定し、
原種の生産、種子生産ほ場の指定、種子の審査制度などが規定されている」
日本古来の原種や優良品種を都道府県が管理し、農家に提供せよ、ということだ。
食の安全等を考える「当然の法制」だった。
種子法は、各地域に合った作物の種開発・普及を義務づけていた。
日本の食糧安全保障の根幹「種」を単にビジネス化せず、
農家に安価で優良な種を提供することを種子法が各自治体に義務付けている。
而して種子法は「遺伝子組み換え作物」の栽培を阻止する防壁でもあった。
遺伝子組み換え作物の栽培が普及してしまうと遺伝子組み換え作物の花粉が空中を舞い
在来種と交配してしまう。これはおおいなる危機である。
遺伝子組み換え作物の栽培に否定的なメキシコで、主食のトウモロコシの
「在来種」であるはずの種子から組換え遺伝子が発見された、と報告されている。
日本でも食産物では無いが、遺伝子組み換え作物栽培としてバラは栽培され始めている。
遺伝子組み換えについては、慎重に進めなければいけないはずだが、
短絡的・効率的安易さでビジネス化することに危惧する。
種子法のより良い改正なら納得行くが、「種子法の廃止」とは、何かを目論んで居る??
「遺伝子組み換え作物による汚染」、この文言を真摯に検討すべきと叫びたい。
米国では、大豆の94%が遺伝子組替え大豆、トウモロコシの93%が遺伝子組替えトウモロコシ。
世界の3大穀物のうち、残っているのは米だけである。米が狙われている!!
日本では、遺伝子組替え食品を危惧している人々が多くいる。
安全性に疑問を持っているのだ。遺伝子組替え稲の栽培は、日本では規制されている。
急ぎ廃案に追い込んだのはTPP問題もあったかもしれない。
ISD条項が含まれるTPPを国会で承認してしまったからだ。幸い、米国はTPP離脱したが(仔細は略)。
遺伝子組み換えに関しては、米国企業が多大なる専有・利権を有しているのが現実。
種子法の存在で我が国は、異国の民間企業の参入を阻止してきた。
これは、我が国伝統の農法を守ることにつながっている。
国の言う、各種法制度の国際標準に準拠する効率化!?!
戦略物資である種子・種苗を国は国家戦略・知財戦略として、
民間活力を最大限に活用した開発・供給体制を構築するとしている。
こうした国の見解は、日本の伝統的農法、特に米の生産処法をダメにしてしまう。
種子に関して民間企業の品種開発との調整・共存を模索すれば良いだけだ。
遺伝資源の維持・管理は、国内の問題と考えたい。
最近、農林水産予算は漸減している。
種子法が廃止されれば育種費用は間違いなくカットされる。
となれば品種の開発は民間に依存することになる。
奨励品種(その都道府県に普及すべき優良な品種)がなくなるかもしれない。
「遺伝資源の減少」、環境変化が激しい世の中で多様性こそが、
人類にとって安全を模索する最大の処方だと考える。
画一的貧化がもたらした過去の環境悪化でわかっているはずだ。
市場経済と食糧安全保障。。。!!食料という農作物だが、
経済的な農作物と、安全保障的農作物とは分けて考えるべきである。
今回の種子法廃止や世界の農業の現場で今起こっていることは、
これに逆行することである。
危惧するのは、米国の一社が、遺伝子組み換え穀物について「特許」を保有しており、
収穫した作物からとれた種子を播くことを認めていない。
毎年毎年、農家はその会社から種子を購入し続けなければならない。
違反すると、その社が、告訴する。
更には、遺伝子組み換え作物が安全かどうかは、
「実質的同等性」という不思議な基準で評価されている。
従来作物と「実質的」に同じであれば、安全とみなされる???
遺伝子組み換え作物が、既存食品と同様、安全という知見蓄積が不十分。
FDA(アメリカ食品医薬品局)は遺伝子組み換えに関する規制を、
企業のロビイー活動によって規制を緩和させてしまった。

 

経済評論家、三橋貴明氏は、ツイッターで下記のように記している。
『主要農作物種子法廃止(モンサント法)に反対する』2017-03-27 10:18:16
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「種子を握れば、我々の命を掌握できる。食糧を支配できるんです。彼ら(モンサント)は世界中の食糧を支配しようとしています」(「モンサントの不自然な食べもの」より)
 バイエルによる買収話が進んでいるモンサントですが、彼らのビジネスモデルの根幹は「種子の特許を握る」ことにあります。
 モンサントの遺伝子組み換えの種子と、除草剤ラウンドアップの組み合わせは、農業にそれこそ「生産性向上」をもたらしました。何しろ、ラウンドアップは、遺伝子組み換え穀物以外の雑草を、悉く枯らしてしまうのです。
 というわけで、農家にしてみれば、遺伝子組み換え種子を播き、年に数回、ラウンドアップを全面散布するだけで、雑草に悩まされることなく収穫の時を迎えることができます。
 モンサントは、遺伝子組み換え穀物について「特許」を保有しており、収穫した作物からとれた種子を播くことを認めていません。毎年毎年、農家はモンサントから種子を購入し続けなければならないのです。違反すると、モンサントの種子警察がやってきて、告訴されます。
 モンサントのモデルは、ラウンドアップとの組み合わせにより農家に「生産性向上」をもたらし、遺伝子組み換え作物への依存度を高め、特許料で儲けるというものなのです。
 遺伝子組み換え作物が安全かどうかは、「実質的同等性」という不思議な基準で評価されています。従来作物と「実質的」に同じであれば、安全とみなされるわけです。遺伝子組み換え作物については、既存の食品とは異なり、食べても安全なものという知見が蓄積されていません。
 本当に安全かどうか「分からない」というのが現実なのですが、モンサントはロビー活動により、FDA(アメリカ食品医薬品局)に遺伝子組み換えに関する規制を緩和させてきた歴史があります。 
ところで、我が国は遺伝子組み換え作物の商業栽培を認めていません(薔薇のみが例外)。
 もっとも、トウモロコシ、ダイズ、セイヨウナタネ、ワタ、パパイヤ アルファルファ、テンサイ、バラ、カーネーションの9作物については、一般的な使用が認められています。ただし、パッケージに「遺伝子組み換え」と表示する義務がありますが。
 また、我が国は優良な種子の生産や普及が、主要農作物種子法により政府、および地方自治体に義務付けられています。
 「公共インフラ」ともいうべき種子については、政府がしっかりと管理しなさい、という話です。
 この主要農作物種子法が、廃止に向かっています。
『自給支える種子法 斉藤氏 廃止法案に反対 衆院委可決
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-25/2017032502_03_1.html
 主要農作物種子法と農業機械化促進法の廃止法案の質疑と即日採決が23日、衆院農林水産委員会で行われ、自民、公明などの賛成多数で可決されました。機械化促進法廃止については、検査を農機具に限定する修正がされました。日本共産党の斉藤和子議員が、2法案と修正案への反対討論を行いました。 
 斉藤氏は、国の基本的・基幹的作物である稲、麦、大豆の優良な種子の生産・普及を国と都道府県に義務付けた種子法は日本の食糧自給を支えてきたもので、廃止は容認できないと強調。「種子の生産・普及体制を崩壊させ、外資系多国籍企業のもうけの場にされる恐れがある」と述べました。都道府県の知見を民間に提供することで遺伝資源の開放につながる懸念や、民間の開発コストの上乗せが種子の価格高騰につながる危険を指摘しました。(後略)』
 怖いことに、主要農作物種子法廃止法案について報じたのは、わたくしが知らべた限り、赤旗のみ。大手メディアは、完全黙殺です。
 後略部にありますが、政府の規制改革推進会議では、
「もう少し民間企業に対しての配慮が必要ではないかということで廃止させていただきたい」
との発言があったことを、共産党の畠山和也議員が告発しています。
配慮、が必要ということで、廃止。狂気の沙汰です。
そもそも、民間企業とは、それ「日本の企業」なのですか?てなもんです。 当たり前ですが、種子法が廃止されるからといって、例により何らかの外資規制措置が採られるわけではありません。
 主要農作物種子法とは、要するに「モンサント法」ではないのですか?
 安全保障とは、掛け算です。足し算ではないのです。どれか一つでも「ゼロ」になれば、安全保障は成立しません。
 我々が日常的に食する農産物の「種子」を、外資の遺伝子組み換えに握られる。これもまた、食料安全保障の崩壊なのです。
 改めて思いますが、この種の国民の安全保障に決定的な影響を与える法案が、全く大手マスコミから報じられない。種子法廃止に加え、この事実上の情報統制に、わたくしは恐怖を覚えます。
 改めて、事実上のモンサント法としか思えない、日本の食糧安全保障の根幹である主要農作物種子法の廃止に反対します。
 改めて思いますが、この種の国民の安全保障に決定的な影響を与える法案が、全く大手マスコミから報じられない。種子法廃止に加え、この事実上の情報統制に、わたくしは恐怖を覚えます。
 改めて、事実上のモンサント法としか思えない、日本の食糧安全保障の根幹である主要農作物種子法の廃止に反対します。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


日本の独自性・伝統手法を継続する。
これは、農業の将来を考えても重要な事であり単に効率だけの問題ではない。
永く培ってきた種子を大切にし、より良き施策を講じるに尽きるということである。
※  ※  ※  ※




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“庭の花(一)”《襍感・/・点描‘17-09》

クロッカス クロッカス
ムスカリー ムスカリー
ツタバウンラン ツタバウンラン
ニホンタンポポ ニホンタンポポ
ハナニラ ハナニラ
サギゴケ サギゴケ


今年は、天候・気温が低い日が続きお花見期間が長かった。
先月、オオカンザクラを観、我が家周辺の桜も先週まで見れた。
時間に余裕が持てない、雑用が思いの外片付かない日々だ。
散策に出かけられず、庭の草花を愛でる日々。ここ1ヶ月の花。
最初は、クロッカスやムスカリーが顔を見せていた。
次にツタバウンラン、ニホンタンポポ、そしてハナニラ・サギゴケ。
野放図な庭にサギゴケが、かなり広範囲に広がりを見せている。
小さな草花、それぞれは、近寄ってみると実に瀟洒である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ライフワークに終わりはないだろう。しかし、節目で区切りをつけるのも必用か。
諸々の整理するために飛び回っていた。出先で重要かつ、ほっとした報道を目にもした。
南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されてる陸上自衛隊の施設部隊が撤収される、と。
撤収は5月末、その後も南スーダンPKO本部への自衛隊員の派遣は継続するらしいが。
自衛隊が担当しているジュバ(首都)の施設整備が、一定の区切りが付いた。
安倍首相は「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える」と,
情勢の変化が撤収要因あるとしていた。
日本政府の適切対応と言えることではあるまいか。
「産経新聞」の大内清中東支局長は、南スーダンの情勢が今後、一層悪化するという見方を紹介している。
南スーダンでは、キール大統領派とマシャール元第1副大統領派が対立、政治的・軍事的にも不安定。
3月にスワカ元副参謀長が武装勢力「国民救済戦線」を結成した。
スワカ氏は「あらゆる手段でキール氏を排除する必要がある」と主張、国内の治安は、更に悪化する恐れは強い。
(3月11日「産経新聞」より抜粋記載)
南スーダンでの対立は、ディンカ族とヌエル族の部族対立が、大きな要因とされている。
更には、キリスト教徒とアフリカの伝統宗教(アニミズム)の人々の対立もある。
南スーダン情勢の悪化に、カトリック教会の総本山であるローマ教皇庁(法王庁)が人道的介入の動きを示している。
2月26日にフランシスコ教皇が、地元のキリスト教会からの要請に応えて南スーダン訪問を検討していると発表した。
この訪問が、内戦に宗教対立の要素も加わり、泥沼化するリスクがある。
大量の石油埋蔵量が在る南スーダン、経済的な問題も加味されるのか。
北スーダンには、ISやテロ組織アルカーイダに共鳴している過激派もいる。等々諸般の情勢悪化が知らされている。
今回の陸上自衛隊の施設部隊撤収は、冷静に判断を下した安倍政権の良識対処と思う。
異国の実情を見聞きしていたら、西欧でテロが発生しだした。
米国の爆撃行為が報道され、更には我が国周辺も不穏な情勢になってきた。
ついにドイツ国内でもテロ行為が起こった。
そして、我が国であった「サリン」事件を思い出す殺戮事件があった。
そんな事象を我が国の国会議員は、如何にとらえて居るのだろう???
国民の安全を如何に処するか、検討にも入っておらないように感じる。
野党国会議員は、何を考えているのか、理解にに苦しむ。
※  ※  ※  ※


「居所の庭、2017年3月~4月」

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“早春譜”《襍感・/・点描‘17-08》

オオカンザクラ(大寒桜・安行寒... オオカンザクラ(大寒桜・安行寒桜)バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus x kanzakura 'Oh-kanzakura'
伊豆高原駅近くのオオカンザクラ... 伊豆高原駅近くのオオカンザクラの並木路


今年は、早、桜の開花宣言があったが、暫く前に早咲き桜を観る機会を持った。
伊豆半島東側に伊豆高原と呼ばれる地域が在ってよく訪れている。
が、伊豆高原駅周辺を散歩したことはなかった。駅からの桜並木は数キロに及ぶ。
カンヒザクラとオオシマザクラの種間交配であるオオカンザクラの並木を見れた。
サクラの開花予想より早く開花するオオカンザクラだが河津桜・寒桜の後に開花する。
淡い紅色の花、萼筒は光沢ある鐘形、萼片は卵状三角形の綺麗な桜だ。
大寒桜は、安行寒桜とも呼ばれる。埼玉県川口市安行で栽培されはじめた故か。
花は一重の五弁、やや下向きにつき、完全に開かない。
寒桜よりも花がやや大きいことからオオカンザクラと名付けられた由。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
今年は、僕にとっては節目の年で、諸々の整理するために飛び回っていた。
出先で、重要かつ、ほっとした報道を目にした。
南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されてる陸上自衛隊の施設部隊が撤収させる、と。
撤収は5月末、その後も南スーダンPKO本部への自衛隊員の派遣は継続するらしいが。
自衛隊が担当しているジュバ(首都)の施設整備が、一定の区切りが付いた。
安倍首相は「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える」と情勢の変化が撤収要因あるとしていた。
日本政府の適切対応と言えることではあるまいか。
「産経新聞」の大内清中東支局長は、南スーダンの情勢が今後、一層悪化するという見方を紹介している。
南スーダンでは、キール大統領派とマシャール元第1副大統領派が対立、政治的・軍事的にも不安定。
今月6日にはスワカ元副参謀長が武装勢力「国民救済戦線」を結成した。
スワカ氏は「あらゆる手段でキール氏を排除する必要がある」と主張、国内の治安は、更に悪化する恐れは強い。
(3月11日「産経新聞」より抜粋記載)
南スーダンでの対立は、ディンカ族とヌエル族の部族対立が、大きな要因とされている。
更には、キリスト教徒とアフリカの伝統宗教(アニミズム)の人々の対立もある。
南スーダン情勢の悪化に、カトリック教会の総本山であるローマ教皇庁(法王庁)が人道的介入の動きを示している。
2月26日にフランシスコ教皇が、地元のキリスト教会からの要請に応えて南スーダン訪問を検討していると発表した。
この訪問が、内戦に宗教対立の要素も加わり、泥沼化するリスクがある。
大量の石油埋蔵量が在る南スーダン、経済的な問題も加味されるのか。
北スーダンには、ISやテロ組織アルカーイダに共鳴している過激派もいる。等々諸般の情勢悪化が知らされている。
今回の陸上自衛隊の施設部隊撤収は、冷静に判断を下した安倍政権の良識対処と思う。
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「2017/3/15 伊豆高原」


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“春一番!!・仏の座”《襍感・/・野華‘17-01》

ホトケノザ(仏の座) シソ科(... ホトケノザ(仏の座) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Lamium amplexicaule L.
別名:サンカイグサ(三階草)

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春の七草「ほとけのざ」と同名だが、葉が仏の蓮華座を思わせる事で付いた名。
畑の中や周りに、絨毯をしきつめたように群生する。
ヒメオドリコソウによく似るが、蓮華座は、花の向きが上向き。
ホトケノザは秋に芽吹き、ロゼットで冬を越す。
ロゼット、根から直接葉を出して広げるさまを意味する。
陽に暖められた熱を摂取する仕組みで、日本語では根生葉と呼んでいる。
ロゼットの語源は、バラの花を上から見た形を意味している。
別名三界草(さんがいぐさ)と呼ぶ。階層状の葉っぱと花である故。
2がつ頃から開花し始め5月末頃まで、と花期は長い。
半円形の葉が、茎を取り囲んでつく様子を蓮華座(れんげざ)に見立てた。
春の七草の一つ“ほとけのざ”は、キク科の「田平子」(たびらこ)を指す。
海岸から山の上まで、開けた辺りあちこちで見かける。
畑をピンクに彩るのは、ホトケノザとかヒメオドリコソウだ。
「セリ ナズナ オギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これぞ七草」
有名な源氏物語の注釈書「河海抄」の中に上の記述が在る。
平安時代から食べられている若菜についての記載があり、中に春の七草の記述がある。
ただし、和歌の構成にして「これぞ七草」としたのは後世の人である。
この「河海抄」の中のホトケノザを現代のホトケノザと思ってしまうが、
実際に料理して食べてみた学者もあり、全く食用にならないと説明している。
それ故に春の七草「ホトケノザ」は、タビラコを指すとするのが一般的である。
早春、赤紫の小さく可愛い花を付け、青色のオオイヌノフグリ共々早春の散歩道を彩る。
この花は、したたかな生存戦略を持つ。他家受粉の開放花と自家受粉の閉鎖花を同時に持ち、
種の先にアリが好む成分(エライオソーム)を付けアリに種を運ばせる機能を持つ。
自然界の妙だが繁殖の為の手段にはおそれいる驚かされる。
葉が仏座に似、又、花が段々に咲く為サンカイグサ(三階草)とも呼ばれる。
往古に西欧から渡来した帰化植物と考えられている。
四角い茎と唇形花を持ち、シソ科の特徴をよく表す。又、強い繁殖機能に驚かされる。
※  ※  ※  ※

今年の“春一番(強風)”が吹いた前後、色々な事象があった。
国内外の諸問題。そして猛毒の神経剤VXを用いた殺人事件。
これらを思うと、国会審議に呆れる!!
言葉尻りを捉えて、事の本質に迫らない、否、蔑ろにしてはいまいか!?!
時世は、動き、対応・予防措置が最優先されてしかるべきだ。



「大磯町国府本郷付近で出会った華」

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“季節の花・寒木瓜”《襍感・/・点描‘17-07》

カンボケ(寒木瓜) バラ科(R... カンボケ(寒木瓜) バラ科(Rosaceae)
学名:Chaenomeles speciosa
別名:ヒボケ(緋木瓜)
白花木瓜も見応えがある。 美し... 白花木瓜も見応えがある。
美しい物には、棘がある!?!

花の少ないこの季節、生け垣に見る赤・白の花は、通行人に安らぎを与えてくれる。
ボケは、沢山の園芸品種があるし秋には香りのいい実をつけ、楽しませてもくれる。
椿や早咲桜の影に隠れがちだが、バラ属の特徴を持った可愛い花である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
カンボケ(寒木瓜)
花が秋から冬に咲くことから「寒木瓜」の名が付くが、
春になるとさらに咲く花が増え、葉も出揃う。
新宿御苑ではヒボケ(緋木瓜)の名前が用いられている。
緋色とは「炎のような色」という意味で、英語ではスカーレットか。
ツバキ程ではないが、2~30本の雄蕊が束になるし、花もツバキより小さい。
黄色く熟したボケの実は、ジャムや果実酒になるらしい。
江戸時代より多くの園芸種が作り出され、現在では200種を超えるという。
漢字で「木瓜」と書く様に実が瓜に似てる。それ故に木瓜(もっけ)が訛って「ぼけ」。
ボケ(木瓜)の花言葉に『妖精の輝き』とあるが由來は不明。
日当たり・水はけ・水もちのよい場所を好むといわれるが、日陰でもしっかりと花をつける。
育てるに容易だが、病害虫の被害にあうことが多いが、葉が枯れても株自体は枯れない。
我が家では、樹形が暴れやすい・トゲが鋭い等で、裏庭の垣根として鎮座している。
薔薇に比べ和風な雰囲気があって好きな花だ。
※  ※  ※  ※

国際情勢を傍観していると、自国ファースト、自分ファーストが目につく。
「和」の精神。日本のあるべき姿と言えようか。
我が国の立ち位置として相手を思い遣った対応・対処は何かを模索したい。
だが、余りにも「自国ファースト、自分ファースト」が強く議論が咬み合わない。
妥協ではなく、真摯な議論の積み重ねが必要と痛感する。
ここ数週間に出会った異国人との個人レベルでもこうだ。
ましてや国と国、国際複数国家間での議論は、複雑と推察する。
一庶民・国民として時の動向を冷静に観ている必要は、あるだろう。
今の時代、報道機関のあり方は、各社の主張であって、客観的事実報道ではない。
幸い、全世界の様々な報道が、ネットを介して見ることができる。
それを見て、分析・判断するのは、個々人だ。表層面だけ見ての右往左往は、やめよう。
世界情勢は、刻一刻と変化している。それをしっかりと見極めねば、、大変な時代って思う。

「2月15日/鎌倉材木座」

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“降雪の後//建国記念日”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-04》

先週末の雪、色々な所で降雪被害... 先週末の雪、色々な所で降雪被害が出た。
お見舞い申し上げます。
住まいいる我が地は、安泰だった。
そんな折、日本の外交で新たな幕上げがあった。
良き方向に向かうことを切望したい。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
2月11日は、「建国記念の日」。1967年(昭和42年)から実施された国民の祝日。
我々年代では、「紀元節」と奉祝されてきた戦前の表現が先に出てくる。
建国の日ではなく、建国を記念する日としたのは紀元節の語感を払拭するために由!!
「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨。

国民一人一人が、古きからの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う祝日。
四季折々の豊かな自然に恵まれ長い歴史を以って日本固有の文化や伝統を育んできた。
五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、田畑をともに耕し、水を分かち合い、
乏しきは補い合い、人々が共に手を携え助け合う、質実な社会を築いてきた。
知恵と創意工夫、自然に向き合い、自然との調和を図って、農耕的「和」の感覚だった。
科学技術の発展を進め、さまざまな分野において人類の営みにも貢献し始めている。
長い歴史の中で、わが国は、幾度となく、大きな困難や過酷な試練に直面したが、
その都度、先人達は、勇気と希望をもって立ち上がり、
たゆまぬ努力により平和で豊かな国を築き上げ、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、
法を貴ぶ国柄を育て国民一人一人のたゆまぬ努力の礎の上に、今日のわが国の発展がある。
私たち今を生きる世代には、こうした先人たちの足跡の重みをかみしめ、
困難な課題に対しても未来志向で乗り越えていく努力を積み重ねながら、
この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでいく。
日本、そして世界の平和と繁栄のために能う限りの力を尽くしていく大きな責任があるだろう。
伝統を守り、同時に、変化を恐れずより良い未来を切り拓く。。。
「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。
以上、為政者の弁を抜粋引用させて頂いた。

そんな折、我が国にとって新たな国際関係の幕上げ的なことがあった。
安倍晋三首相は、トランプ米大統領と会談、共同記者会見で日米同盟強化の決意を表明した。
仔細は、置いて、新たな日本の立ち位置を世界に発信出来た事は喜ばしい事だ。
折しも日本では「建国記念の日」であった。感慨深い出来事だ。
半世紀前の60年・70年安保闘争を肌身で感じていた僕にとっては、時の流を痛感する。
そして、表面的事象に流されず深慮・慎重に粛々と外交を進めて頂きたい。
昨今の隣接国の処方を危惧するものとしては、身内的沖縄が気にかかる。
若いころよりしってる、八重山・石垣諸島が心配だ。
沖縄本島の事は聞こえてくるが、沖縄の首長が、八重山・石垣諸島を言及しないのは???
異国の大統領が、領土問題に触れているのに、県下の事を表明しない首長ってなんだ、と思う。
改めて、尖閣列島は日本の領土と、資料等を調べ思う。今年は、憲法を深慮する年と感じる。
※  ※  ※  ※


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“節分・立春”《襍感・/・点描‘17-06》

サクラソウ(桜草) サクラソウ... サクラソウ(桜草) サクラソウ科(Primulaceae)
学名:Primura sieboldii E.Morr.
別名: ニホンサクラソウ(日本桜草)
紅白しぼり??(園芸種) 紅白しぼり??(園芸種)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
 節分(せつぶん)二月三日は、立春の前の日を表す言葉。
立春・立夏・立秋・立冬の前の日のことを指す。
旧暦では立春の頃が一年の始めとされ、最も重要視されていた。
(旧暦の元日は立春の頃で、立春の日とは限らない。)
立春を新年とすると、節分は大晦日にあたる。
それ故か、節分のことを「年越し」という地方が在る由。
又、節分に行われる豆まきは、宮中行事の追儺(ついな)と
寺社が邪気を祓うために節分に行う豆打ちの儀式が合わさったものらしい。
豆まきの時「鬼は外。福は内」と唱えるのが一般的か!!
観音様の前に鬼はいないということから「千秋万歳福は内(せんしゅうばんざいふくはうち)」、
とか、「鬼は外」と唱えない寺・神社・地域がある。
豆まき、炒った豆を神棚にお供えした後、その豆を年男が「鬼は外、福は内」と大声で唱え撒く。
家庭では、一家の主がまき、災いを追い払う。
蒔き終わったら、そのまいた豆を年の数(または年の数+1)だけ食べ、1年の無病息災を願う。
追儺(ついな);
文武天皇の頃に中国から伝えられたといわれている宮中行事。
弓矢などで悪鬼・疫癘(えきれい)などを追い払う行事のことで、
平安時代は、陰陽師たちにより宮中において大晦日に行われていた。
江戸時代になって「豆まき」として庶民に広まった。
そして、立春(りっしゅん)・・・はるの気たつをもってなり
立春は、2月4日頃。および雨水までの期間。
旧暦ではこの日が、1年の始めとされており、決まり事や季節の節目はこの日が起点となる。
八十八夜、二百十日、二百二十日も立春から数える。
冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いが、暦の上では旧冬と新春の境い目でこの日から春になる。
梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなる。
立春の早朝、禅寺では、入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣がある。
厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼ることもあった。
「寒中見舞い」は立春の前日まで。以降は「余寒見舞い」(2月下旬頃まで)と称している。
「立春大吉」の文字が左右対称で縁起が良く、一年間災難にあわないといわれている。
年によっては、旧暦の正月の前に立春を迎えることがあり、これを年内立春といい、
立春が旧暦の正月(旧正月)以降に来る場合は新年立春という。
旧暦の元日=立春の日ではない。

こんな季節、節目の頃に顔を見せる花、サクラソウ(桜草)。
別名をニホンサクラソウ(日本桜草)という。
花弁5枚が一般的、花の色、形がサクラに似る多年草。
家庭で良く見るのは、プリムラという園芸種のセイヨウサクラソウ。
サクラソウは、日本各地に自生していた野草。
だが園芸品種が多く、日本固有の園芸品種もある。
全体に白色の軟毛が多い。葉は根生し、惰円形でしわが多い。
葉縁は浅く切れ込み、長い葉柄がある。
花は淡紅色、花冠は基部が細い筒形、先が深く5裂して平開しさらに先が2裂する。
雄しべが長いもの、短いものの2タイプある。
花期は、4~5月が一般的だが野草は2がつころから咲き始める。
日本では四国を除く各地に自生が見られるようだ。
土地開発等で絶滅危惧Ⅱ類(VU)、東京では絶滅、埼玉県では絶滅危惧ⅠA類(CR)。
埼玉県ないの荒川河川敷(田島が原)の大群落は、国の天然記念物に指定されている。
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“梅~写真展”《襍感・/・点描‘17-05》

植物名:ウメ(梅)  バラ科(... 植物名:ウメ(梅)  バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus mume Sieb. & Zucc.
[[]]

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身辺を歩いていてあちこちで見かけるようになった梅の花。
ウメ(梅)は、落葉小高木だが高さ10mにもなるものもある。
幹は黒っぽく裂け目があり樹皮は硬い。野生品種が九州にあるとか。
奈良時代以前に中国文化渡来とともにやってきた樹とされている。
1214(健保2)年、栄西禅師が『喫茶養生記』で茶の効能を説いている。
梅を用いた表現にも趣ある言葉が!!

塩梅(あんばい)、酸味と塩味で料理の味を引き立てるという意味合い。
料理用語で使われていたのが、最近は政治用語等で使われてもいる。
とても具合のよいことを「いい塩梅」と言っている。

梅木学問!! 梅の木は、成長は早いが、大木にはならない。
にわか仕込みで不確実な学問のことを指す表現だ。

梅は百花の魁(さきがけ);
年の初め梅があらゆる花の先頭を切って咲き、春を告げること。

梅田椎麦(うめだしいむぎ);
ウメの実の多い年はイネが豊作で、シイの実の多い年はムギが豊作。
梅田枇杷麦(うめだびわむぎ)
ウメの実の多い年はイネが豊作で、ビワの実の多い年はムギが豊作。
*  *  *  *  *
こんな事を思い浮かべて公園で梅の花を眺めていた。
昨今、公園等で三脚に超望遠レンズを付けた方々を良く見かける。
鳥を狙っているようだが、この光景、スポーツ写真現場に似ている。
デジカメ技術の進歩は、目覚ましい。お陰でこんな光景も見れるのか??
公園のベンチでお弁当を広げ少し先のカメラマン集団を眺めていると、
被写体を待っているのだろう、雑談に花がさいているように観えた。

昔、花の写真(野や山岳)を撮っておられたプロに同行させて頂けた。
更には、社寺、とりわけ仏像写真を撮っておられた方の撮影現場も見た。
お二方ともに、構図を決めると、一瞬を待っている。
微動だにせず、凝視していた。その形相たるや!!
あまりの凄さ・迫力に後ずさりしたのを覚えている。

先般、箱根の彫刻の森美術館で彫刻群を撮った“篠山紀信”さん。
そのインタビュー記事を読んだ。
『昔、土門拳さんに「篠山君、仏像は走っているんだよ!」と言われたことがある。
「パァーッと追いかけてつかまえるんだよ」と。
何なのかなぁと初めは思ったけど、確かにそうなんですよ。
仏像が・・・お堂の前に敷き詰めた白石に光が反射して仏像の顔に当たる。
雲がふっと陰れば仏像の顔も陰る。一瞬一瞬よく見たら止まっているものなんてないんです。』

箱根かぁ~~~!見てみたいって思った。土門拳師のお姿が眼前に迫ってくる。
記事を読んでいて、エロチシズムを追求していた“鬼才・篠山紀信”の展覧会がみたくなった。
箱根・・・一寸遠い、って思ったら横浜で展覧会が開催中、観に出かけた。
先のインタビュー記事に、こんな文面も!!
「美術館の敷地内にはたくさんの彫刻があるけれど、
今回は自分がエロスを感じた作品のみを撮り下ろした。
それにしても、彫刻ならオッパイや性器が見えていてもいいわけでしょ。
芸術だから。怪しいよね、芸術って。」
こんな言葉を頭に入れて、横浜の展覧会を訪れてみると。。。!
迫力は、あった。華麗でもあったが、全くエロさ!?!がなかった。
集大成なんだろうが、鬼才的なものも展示して欲しかった。
やっぱり、箱根に行かねば・・・!

昭和時代の代表的写真家、木村伊兵衛・土門拳。未だに斬新に映る。
そして、世界に冠たる米国の写真家“ウィリアム・ユージン・スミス”。
木村伊兵衛は浅い被写界深度でソフトに撮る。ポートレートの名手。
愛用の「ライカ」、「ライカの神様」と謳われていた。
一方の土門拳は、深い被写界深度で鮮明に映し出す手法を得意とした。
作品集「古寺巡礼」は、その極地。
木村伊兵衛の人物写真、静物を躍動感あふれる姿で魅せた土門拳。
そしてもう一方、フォトエッセイ的に、更には報道写真的に!!
水俣病を撮り続け世に知らしめた凄い写真家、W・ユージン・スミス。
(以上敬称略)
これらお三方、皆、報道写真家でもあった。

没個性的で、今の写真家の写真展を見なくなったが、箱根には行かねば!!
写真展を拝し、隠れ家的山のコーヒー屋さんでお茶しに行くか^^)。
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“新米国大統領その他諸々”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-03》

夜明け!!か・・・暗黒到来!?... 夜明け!!か・・・暗黒到来!?!か。。。  


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1月20日正午(日本時間21日午前2時)、
ドナルド・トランプ氏は就任式で宣誓と演説を行い、正式に第45代米大統領に就任した。
「We Will Make America Great Again」・・声高らかに。
この1週間で、選挙公約していた項目を大統領令として署名した。
だからと言って、この大統領令が全て施行・・実行されるわけではあるまい。
独裁国ではないことを根底に置き議会制民主主義の真髄を見せて欲しい。
色々物議を醸しているが、政権・・マスメディアのあり方問題も変貌していくのではないか。
仔細は、言うまい。暫くは様子見をする余裕を持ちたいものだ。
夜明け!!・・・暗黒到来!?!  庶民がざれごとを言っても仕方ないが、、、。
世界が変化しつつあるのは、間違いない。ノー天気だが、明るい希望が観えた気がする。

日本・・日本人も機転を以って、過去からの流れを踏まえて真摯に進む時だ。
関心ある分野的に法律改正、根本的な「憲法論」検討を期待したい。

以上のようなことを思っていたら、17日のウォールストリート・ジャーナル紙に、
トランプ政権の国務副長官候補にあがっているジョン・ボルトン元米国連大使が、
斬新な論考を寄稿、台湾に再び米軍基地を設置、沖縄の戦力の一部を移そうという内容。
在日米軍基地の地政学上有利な位置にある沖縄だが、台湾は沖縄と同等か、それ以上の地政学的価値がある。
ボルトン氏の提言、沖縄の基地負担軽減と南シナ海や尖閣諸島周辺での安全保障警備に効果的牽制力を持つ。
「最低でも県外」を言っておられた事を通り越し、国外移転ではないか!?!
沖縄県知事の見解は、如何に。未だ出てこない見解・・・沖縄は、どうなっているのだろう、不可思議だ。
*     *     *     *     *
以上の事とは全く関係のないことだが、bloguruの表紙について要望したいことがある。
表紙には、ブログルおすすめブロガー、 最新記事、トップブロガー、人気記事ランキング、と順に表示。
これらの記事には、記事内容の先頭部分も見える。したがって最新記事が、以前に比べ表示時間が短くなった。
色々な掲載事項は大切だと思う、がbloguruの新人さんや久しぶりの投稿者を見過ごしてしまう。
友だち登録をしていない方のブログを拝する機会は極端に少なくなった。
トップブロガー、人気記事ランキング項目は、脇にべた掲載(1行掲載)でよいと思う。
1日に1ど見るか否か程度のブロガーでは、新人や最近のブロガー動向はわからない。
掲載方法を改良してほしい。たってのお願いごとです。検討よろしくお願い申し上げますm(._.)m。
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“豪快に映る花・藪椿”《襍観・/・点描‘17-04》

ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科(... ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia japonica L. var. japonica
別名:ヤマツバキ(山椿)、ツバキ(椿)


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ヤブツバキは、花芽がいい。この花芽は、「かが」とも呼ばれ蕾になる前の状態。
野生種をヤブツバキと呼び、これから改良された園芸種をツバキと呼び区別する。
海岸近くに多いが内陸でも見かける。又、数は少ないが白花も在り白藪椿と呼ばれる。
日本海側に育つユキツバキも、日本のツバキの原種の一つ。
ツバキ名の由來は、葉が厚いとか艶があることで「厚葉木」「艶葉木」が訛ったとある。
高さ約5m程の常緑高木で離弁花、赤色の花をつける。
花に鳥達が蜜を求めてやって来る。葉は厚く光沢があり、縁に小さな鋸歯がある。
花は一番乾燥した頃に開くため、葉が厚くツヤツヤしている。
果実が厚い皮に覆われ固い、種子も固い種皮で覆われていること等は、乾燥に耐える工夫。
日本固有種で野生種は、本州・四国・九州・沖縄、冬に乾燥する地域でよく見られる。
種子を絞ってツバキ油を採ったり、観賞木とされてきた。
藪に生え、葉につやがあることから「艶葉木」に由来するとか。
花は11月末頃から見られるが、開花が盛んになるのは1月末頃から。
花は直径5~7cmの5弁花。雄しべは多数で花糸が中間部で合着して筒状になる。
雄しべの基部は花弁と合着、花も筒状で離弁花であっても合弁花のように咲いたままの形で落ちる。
花の蜜が多く花筒の底に蜜がたまる。子供の頃、花を取って吸った思い出がある。
サザンカの花は花弁が平開し、雄しべの基部だけが合着し、筒状にならない。
それ故、花後に花弁がバラバラに落ち、雄しべがあとから落ちる。
日本では、縄文時代から生活材として用いられており鳥浜貝塚で石斧の柄や櫛が出土している。
『万葉集』巻12/3101には、
紫は 灰指す物ぞ 海石榴市(つばいち)の 八十(やそ)の街(ちまた)に あひし児(こ)や誰(たれ)
とあり、当時ツバキの灰をムラサキの根で紫色を染めるときの媒染材として用いたことが知られる。 
またツバキは庭にも植えられた。
あしひきの やつお(八峰)のつばき(都婆吉) つらつらに み(見)ともあ(飽)かめや う(植)ゑてけるきみ
(20/4481,大伴家持が大原真人今城の宅に宴して「植えたる椿に属(つ)けて作れり」)
江戸時代には、一般にヤブツバキの栽培が広がり、多くの観賞用品種が作られた。
安楽庵策伝『百椿集』(1630)には100、伊藤伊兵衛『花壇地錦抄』(1695)には229、
『椿花図譜』(元禄(1688-1704)年間)には600以上の、品種が載る。
 
*  *  *  *  * 
「大寒」の頃、落ちたやぶ椿の花弁を縁側にかざって、お汁粉を食べるのが楽しみだった。
昭和30年代、火鉢や堀炬燵で暖を取るのが普通のことだった。
炭火を遊ばせる事なく、時間をかけてコトコト煮物をする。それが晩ご飯のご馳走に。
又、小豆を煮て、鏡割りの残り餅を焼いて作った汁粉がおやつでもあった。
親子の会話;
乾燥豆は種類によって煮方が違うと教えられた。
白餡の原料白インゲンや大豆、えんどう豆は水につけ十分に吸水させてから本格的に煮る。
が、小豆や大角豆、大正金時やとら豆、うずら豆は、下煮するだけで柔らかくなる、と。
でも小豆が柔らかく煮えるまでは30~40分はかかる。火鉢を囲んでの会話を持ったものだ。
我が母の郷里は北海道(函館)、戦後の昭和20年代から豆類・芋類が、親戚より届いた。
母の話によれば、自家の畑で採れた豆の中から種子用豆を選ぶのが冬の間の大切な仕事だったとか。
豆類の栽培歴史は古く永禄5年(1562)頃には函館・旧渡島国で五穀栽培の記録がある由。
渡島国の松前藩は、その頃すでにアイヌ交易を行なっていた由。
アイヌの人達にとっては迷惑なことだったとも聞いたことがある(伯父は郷土史家)。
開拓とは、原住民との間で軋轢もあった、と感慨をもつ。
アイヌの人たちが守り伝えてきた豊かな大地をもっと大切にすべきと、脳裏をよぎる。

「鎌倉市稲村ヶ崎2017/1/19」
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