“初訪の里山!!”《襍感・/・野華‘17-04》

エビネ(海老根、蝦根) ラン科... エビネ(海老根、蝦根) ラン科(Orchidaceae)
学名:Calanthe discolor Lindl
別名:ヤブエビネ、ジエビネ
キエビネ(黄海老根) 学名:C... キエビネ(黄海老根)
学名:Calanthe sieboldii
こんな間隔(近く)に色々な種類... こんな間隔(近く)に色々な種類のエビネが植栽されてる。
将来、交雑種が生まれるかもしれない。
ちょっと、楽しみ。


※ ※ ※ ※ ※ ※
エビネ(海老根、蝦根)
エビネの名前は根の形が海老のシッポに似ていることかららしい。
園芸用として品種改良され多くの種類が作り出されている。
自生種は、園芸栽培ブームで乱獲採取され激減した《準絶滅危惧 (NT)》。
日本原産のエビネには、ジエビネ、キエビネ、サルメンエビネ、
キリシマエビネ、ニオイエビネ、が原種とされている。
山地の林内や竹林などに見られる多年草。
偽球茎で横に連珠状になる姿が、海老に似た形をしていることで和名が付いた。
日本では、昔より花材として取り上げられ、江戸時代中期には多くの品種が作られた。
昭和40年代から再びブームを迎えて、同属異種の交配を以って栽培観賞されている。
キエビネ(黄海老根)
暖地の樹林床に生える多年草、エビネに似ているが全体が大型で花の色が黄色。
エビネの種類としては、日本には約20種が自生していると言われている。
複数の種類が同じ地域に自生している所もあり、斯様な場所では交配雑種が見られる。
多彩エビネだが、世界的にはカランセCalanthe「美しい花」と呼ばれている。
自然雑種や人工的に交配した個体も多くあり、正確な種類がわからなくなった。
そこで日本エビネ協会は、健全な園芸種 (ラン) としてエビネを発展させる為に、
世界基準に合わせ、
1996年から国際ラン登録局 (サンダースリスト Sander's List) への登録をはじめた。
シンビジュームやカトレア等の洋ラン同様に原種から交配、
経緯が明らかな交配種に対し、交配種名 (グレッグス) が付けられるようになった。
世界的なラン展などで使われている正式なエビネの交配種名 (グレッグス) は以下の通り。
1.Cal.Bicolor Cal.(discolor×sieboldii), 2.Cal.Hizen Cal.(discolor×aristulifera)
3.Cal.Satsuma Cal.(Bicolor×aristulifera), 4.Cal.Kozu Cal.(discolor×izu-insularis)
5.Cal.Inage Cal.(izu-insularis×Kozu), 6.Cal.Anagawa Cal.(discolor×Kozu)
7.Cal.Kasuga Cal.(izu-insularis×Bicolor), 8.Cal.Kokubu Cal.(discolor×Higo)
9.Cal.Miyuki Cal.(Higo×Kozu),他に約100の登録がある。
植物の種類を表す場合、園芸分類と植物分類との品種が異なるだけでなく、
種名、交配種名 (グレッグス) に対して用いられることもよくあり、
何を指しているのかが分かりにくく問題がある。
個体 (個体・・農水省の種苗登録名)とは異なり各人が自由に個体名 (品種名) を付ける。
園芸植物は、園芸品種、とか栽培品種、等の言葉を用いるべきではないか??
※  ※  ※  ※

今、住まい居る所ちかくには、「里山」と言われる公園が数か所ある。
それぞれ県立・市立と行政が管理している所が殆ど。
各公園には、ボランティアの協力組織があり調査や整備に携わっている。
植物・鳥等動植物に関心をもつ人々が協力、尽力されている事は承知している。。。!
それらの場所は、「自然公園」「自然環境を保全」と言った事を標榜されているのだが、
果たして現状はどうであろうか??
歴史的過去の里山形態が残っていた所を自然公園・緑地として『整備』している。
色々な場所を訪れてみて思うのが、画一的整備が目につく事だ。
今時の植物社会学的論理の基で整備が行われているようだ。
つまりは、土地の潜在特性をしっかりと調査分析せず、一般的植生に導いているやに見える。
簡単に申せば、雑草と称し下草刈りしてしまい見た目には綺麗な里山って感じだ。
だが、自然発生的な植物環境が見られない。自然淘汰された環境とは、乖離している。
人間が意識して景観を形つくっている。自然界との共存ってなんだ、と思うことがよくある。

先日、「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」と謳い整備されてる里地を訪ねた。
私人の運営されてる「園」、ご苦労され維持運営されているだろう事に頭を垂れる思いだった。
この「園」がいつまで維持されるかは、不明。だが、初心の思いで植栽された植物が、
将来、どのように淘汰されていくのか楽しみである。


「藤沢市・遠藤、藤沢えびね やまゆり園2017/5/13」

#ブログ #花

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