《”麻溝公園に見ゆる色(2)”2021/12/05》 麻溝公園には、グリーンタワー相模原という展望塔がある。 全高55m、展望室38m、展望室からの眺めは中々のもの。 「令和参年(皇紀2681年)12月7日、記」
《”麻溝公園に見ゆる色(1)”2021/12/05》 相模原市にある麻溝公園。四季折々、散策する公園。 特段、紫陽花とクレマチス、それらに味付けしてる野草。 今住いいる所から10キロ程の場所。いつ訪れても楽しい。 「令和参年(皇紀2681年)12月6日、記」
《”親しき市井の陶工・・無意識の意識”》 昭和の陶匠・・・河井寛次郎。独創極まる所業。余りある高みにあった偉人!! 「この世とは我を探しに来たところ」、寛次郎師の言葉。 僕は、法律を学んできた人間。芸術を語れる程に知識を持ち合わせていない。 が、創作陶(1点物)と職人陶(同じものを沢山作る)を同じ視点で見たく思っている。 能書きは別として、つくり手の感覚に“無意識の意識”が見え、感動している。 作家・職人共々、出来上がった器に主・客共々感動するものが時折ある。 食器中心の器を作り続けている友人(陶工職人)の展示販売会が先日あった。 我が心酔・拝上してきた河井寛次郎さんの心を無意識に持つと感じる陶工(粋人)。 それもそのはず、河井巨匠の後援者一族の一員で寛次郎師を良く知っている御仁。 昭和人・・同年代だが、巡り巡って家族共々ご縁がある。 令夫人の父上は、久松保夫さん。日本のテレビドラマ創成期の俳優さん。 KRテレビ(現・TBSテレビ)の連続テレビドラマ『日真名氏飛び出す』、 主人公・日真名氏役を演じた方。そのドラマご存知の方もブログルにはおられよう。 今回の展示販売会にかわいい器が、展示されていた。 我が孫の“お食い初め”用に依頼したものと同じ器が並んでいた。 伝統的風習、形式も大切だが、内容・・心の伝承が最も大切だと思う。 習わし、伝統技術、形式も大切だ。が、生活器であっても欲しく器を作ってもらった。 お食い初めは、漆の木工椀を用いるのが正式とされている。 今年の展示会には、作り手の一つの完成形が見えた気がした。 敬愛・尊敬して止まない陶工(上から目線で失礼だが)と今年も会えた。 「令和参年(皇紀2681年)12月5日、記」
《”ご神木” 》 日本国の象徴、天皇家。その天皇家のご長女、敬宮愛子内親王殿下が成人になられた。 2001年(平成13年)12月1日生まれ。今年、二十歳の誕生日を迎えられた。 ご誕生の時、国中が歓喜に沸いた。その喜びを神奈川県の寒川神社にみる。 参道には、天皇家ゆかりのお祝いを記念した植樹が幾本も見れる。 その中に、愛子樣のご誕生を記念した招霊木(おがたまのき)が植えられている。 オガタマノキ(招霊木、小賀玉木) モクレン科(Magnoliaceae) 学名:Michelia compressa (Maxim.) Sarg. 別名:オガタマ、トキワコブシ、ダイシコウ 神事に使われ、神社によく植えられている。樹幹は直立する。幹は暗褐色。 葉は互生し、長楕円形、全縁。葉表は光沢があり深緑色、葉裏は白色を帯びる。 葉柄は有毛で両性花。葉の展開と同時に開花する。葉腋に香りある花を単生する。 花被片は普通12個、全て花弁状、帯黄白色、基部が紅色を帯びる。 「令和参年(皇紀2681年)12月1日、記」
《”森の色・ポーラ美術館” 》 ポーラ美術館の森と色、ブナを頭に色々な葉色で構成されている。 紅葉・黄葉が織りなす景観は、當に自然林と感じさせる!?! ブナ(椈・山毛欅); ブナの漢字、かつては木ヘンに無と書いていたほど使い道のない木とされていた。 が、自然環境を守る大切な樹木として注目され、神奈川県内では丹沢・箱根に見る。 寒い地方では低地、暖かい地方では高地に生える。陰樹で極相種。肥沃土壌に育つ。 丹沢では、600~800m以上の尾根筋に多く見られた。 近年、丹沢の南西面のブナにオゾン(光化学スモッグ)による立ち枯れが多々見られる。 ブナの成長は遅く、実生から5年でも樹高1m程。 簡単な年齢推定方法は、直径が40cmになるのに100年と見る。 樹皮は灰白色~暗灰色、滑らかで割れ目は無い。その為、時に地衣類が付き模様ができる。 材は木目が通らず、腐りやすく狂いも大きいため、建築用材としては使われなかった。 欧州では、(種類は異なる)ブナを高級木材として扱う。日本ではかつて、食器などを作った。 古くからわが国では、飯碗や汁碗は木製で、片手で持てるお碗で食事するを習慣としていた。 このお碗の作り手を木地師と呼んでいた。材料は、一般的にブナが使われた。 木地師は各地の山々を移動しながら、轆轤で挽き、かんなで削って碗や皿、盆などを作った。 ある程度の数がまとまると、里に降りてきてお金や米に変える生活をしていた。 白木の碗では水気を吸い、耐久性に乏しいため漆を塗ることで使い勝手は著しく向上した。 この漆を塗る職人を塗師(ぬし)と呼んだ。木地師と塗師の分業が全国各地で行われていた。 “ブナの実の豊凶”ブナが豊作だと、野ネズミが大繁殖すると言われる。 一般に木の実は、動物に実を食べ尽くされるのを防ぐため、定期的な豊凶の波を持つ。 これをマスティングと呼ぶ。しかしブナには豊凶の定期性がないとされる。 木の実の豊凶の落差が野生動物の食料に響く。自然界の妙であろう。 「令和参年(皇紀2681年)11月27日、記」
《”“箱根山中・ポーラ美術館(3)” 》 箱根山中は、自然景観のみならずジオパークとしても知られている。 自然豊かでもあるが、散策路整備が少ないように思う。 ある意味、自然そのままと言えるかも知れないのだが、、、!?! 温泉と観光、そしてゴルフ場、これだけ広いエリアに散策路が少ない。 都心に近い故、日帰りも楽々だ。それ故、のんびりとした散策・保養は? 自分の足で感じる。現代人は、“自然環境”を如何に捉えているのだろうか。 ポーラ美術館、館内と周りの景観に接してみると一体感を感じる。 「令和参年(皇紀2681年)11月24日、記」
《”箱根山中・ポーラ美術館(2)” 》 自然と人が手がけた造形。ふたつがひとつになり、凛とした時間が流れる。 造形と云う「響き」、森で耳を澄ます”スーザン・フィリップスのサウンド・インスタレーション。 ポーラ美術館の森の遊歩道に国際的に活躍するアーティスト、スーザン・フィリップス (Susan Philipsz)のサウンド・インスタレーション《Wind Wood》をコレクションに加えた由。 2019年に開催された企画展「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」に際して、 美術館屋外の「森の遊歩道」で展開されたもの、その再演公開、とパンフで知った。 清々しい鑑賞空間に作家自身の幻想的な音色と自然を感受したいと出掛けた。 《Wind Wood》、室内や屋外に音を響かせることでその空間や環境を新たに体験させる、 これらをサウンド・インスタレーションと称し作品化する事で知られるアーティスト。 上手く表現出来ないが、芸術・・表現、情感は、微妙かつ繊細、孤独の空間!! 自然自体が、紅葉・黄葉が、音と共に一瞬・同化する。言葉に表現できない空間。 面白い自然鑑賞方法“造形”と凡人感覚で楽しんできた。 「令和参年(皇紀2681年)11月23日、記」
《眼福(266)!?!”❖21-324》 《”“箱根山中・ポーラ美術館(1)” 》 箱根山中には、色々と個性を持った美術館が点在する。 黄葉・紅葉を見事に魅せる庭園が、幾多にもあって一日では回れない。 ゆっくりと散策、堪能したいからだ。前回は、色に拘って散策した。 今回は、“自然環境”に拘って散策したいと訪ねたのが“ポーラ美術館”。 美術館のホームページには、「アートの森で、響きあう。 私たちの美術館は、 箱根の国立公園にとけこむように立っています。 手つかずの自然と、人が手がけた造形。 ふたつがひとつになり、凛とした時間が流れる。 モネ、ピカソ、フジタ・・・そして現代の作家たち。 化粧道具や工芸品、その数は10,000点におよびます。 ひとつの作品から、ひとりひとりの感性へ。 アートが持つ力をありのままに届ける。 響きあうためのキュレーションとともに。 都市の美術館にないものを。POLA MUSEUM OF ART」、と謳われている。 「令和参年(皇紀2681年)11月22日、記」