タイのゴングです。鉄製です。結構いろいろな寺院にあり、大きいものですと直径3mあります。日本の梵鐘の代わりに用いられるようです。もちろんタイにも梵鐘はあります。今回はこのゴングの調査がメインで、8個ほど計測してきました。
アユタヤ遺跡にはレリーフはほとんど残っていませんでしたが、国立博物館で楽器を演奏する女性たちのレリーフを見つけました。弦楽器、小さいシンバル、そして笛です。8から9世紀のものです。インドネシア・ジャワ島にあるボロブドゥール遺跡と同じ時代ですね。この時代にはやはりゴングはまだなかったのかもしれません。
7日の日曜日に国立博物館の野外広場で見た伝統舞踊と音楽です。かなり即興演奏が含まれているような感じで、超絶技巧の掛け合いのような音楽でした。最初聴いているときはその演奏の技のすごさに見入ってしまいましたが、1時間も聴いていると飽きてきますね。