三井記念美術館へ「大蒔絵展」を見に行った。この展覧会はMOA美術館、三井記念美術館、そして、徳川美術館の3館が共同で開催する展覧会で、平安時代から現代の漆芸作家までの作品が展示されている。三井記念美術館では、国宝7件、重要文化財51件を含む127件が展示されているらしい。時代によってデザインに違いが出ていて面白い。特に安土桃山時代に海外へ輸出されたものは、西洋人の好みに応じてデザインされたものがあり、とても面白い。まあ、漆をJAPANと呼んでいたのだから、人気があったのであろう。とにかく、とても豪華であり、いろいろなところから集められ、これだけそろってはなかなか見れないと思うので、お勧めである。
先日、大学の帰りに三井記念美術館に寄って、「茶の湯の陶磁器"景色"を愛でる」展を見てきた。リニューアルオープン展の第2弾である。すべて美術館の所蔵品であるが、いくつかは8月7日までの入れ替えで、リーフレットにも掲載されている国宝の志野茶碗は今回見れなかった。まあ、以前見たことはあるので、特には問題はない。
窯変や結晶釉など好きで集めているので、「"景色"を愛でる」ということはよく理解できるが、やはり、茶道具はどうしても形を見てしまう。
前半の16世紀から17世紀の朝鮮の茶碗は良かった。黄瀬戸や備前の花入も良かったが、わざとつぶしたような伊賀や備前の水指は好きになれない。茶入は可愛いし窯変が多いので好きだが、最後の部屋に展示されていた楽茶碗は何回も見ているが、やはり、あまり好みではないな。まあ、お茶をやらないからかな..
1878年の第3回パリ万国博覧会で建造されたトロカデロ宮である。この建物の中心に音楽を演奏するための大きなコンサートホールがあり、以後、1889年の第4回および1900年の第5回のパリ万博のコンサートで使われることになる。すなわち、ドビュッシーやラベルもこのホールで音楽を聴いたのである。このコンサートホールは音が悪く、結局、1937年のパリ万国博覧会では取り壊されたらしい。1871年に建設されたロンドンのロイヤルアルバートホールは、やはり音が悪いが取り壊されず、今やロック音楽の殿堂となっている。エリック・クラプトンが所属していたクリームの伝説的な解散コンサートはこのロイヤルアルバートホールで行われた。
毎年、学生に「コンサートホールの変遷」を講義しているが、芸術の都パリに、19世紀末に造られた大きなコンサートホールが存在しないのか疑問だった。これで、すっきりした。
板谷波山の霙青磁牡丹彫文花瓶である。先日、アップしたリヒター展が行われている東京国立近代美術館のMOMAT展で久しぶりに再会した。多分、前回見たのは、8年前の没後50年展だったと思う。マットな淡い青磁釉に含まれる気泡が「みぞれ」を思わせるようで、波山が霙(みぞれ)青磁と名付けたようだ。
昨日アップした石川県立工業高等学校(旧石川県工業高校)に板谷波山も1896年9月から在籍していたが、諏訪蘇山は1896年にやめるので、どうやら入れ違いだったようである。まあ、もしかしたら数か月重なっていたかもしれない..
今年は、板谷波山の生誕150 周年のようで、いろいろな美術館で板谷波山展が行われているようなので、興味がある方はお出かけください。
先日、うちの奥さんと「津田青楓 図案と、時代と、」展を見に行った。明治後期から大正にかけて活躍した図案家の展覧会である。夏目漱石などの有名作家の本の装幀も手掛けた人なので、古い作家なのかなと思っていたが、1978年までご存命だったらしい。京都の浅井忠、神坂雪佳、富本憲吉などの図案や表紙作品なども展示してあり、なかなか楽しめた。青楓が留学していたパリから持って帰ってきたものを京都市立芸術大学が所蔵しており、それらを展示したときの写真があったのだが、その中にロイヤルコペンハーゲンの皿らしきものがあり、少し気になった。京都に行けば見れるのかな..
久しぶりに三井記念美術館へ「絵のある陶磁器 仁清・乾山・永楽と東洋陶磁」展を見に行きました。実は昨年の9月から改修のため休館していたので、リニューアルオープンの第1弾です。私はお茶はやりませんが、仁清や乾山の釉下彩陶器をじっくり見ることができました。最後の方に出てきた中国陶磁器も良かったですね。やはり、三井はすごいな....とても、勉強になりました。
3月の中頃に国際フォーラムで行われたアートフェア2022に展示されていた四代目田辺竹雲斎の「RECIRCULATION」です。この前の日曜美術館で取り上げられており、アップをすっかり忘れていました。同じような作品を去年もアップしました。https://jp.bloguru.com/kai/399442/art-fair-tokyo-2021
とにかく大きい迫力のある竹細工の作品です。
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