とあるカラオケ喫茶を通り過ぎようとして、足が止まってしまいました。
達筆ではありませんが、ナツメロ大会での順位表が1番から50番まで、曲名、歌手、発表年までが丁寧に書かれています。
これは時間がかかって書かれているのが一目で分かります。本当にご苦労さんで、演歌好きでないと、筆が進まないでしょうね。
しかも、演歌にまつわるコメントまでびっしりと書かれているので、写真を撮るよりも先に目で読んでおりました。
私も知らなかったのですが、コメントには、今年から本拠地のマリナーズでのイチローの打席入場の音楽は、石川さゆりの『天城越え』をアレンジした曲が流されているとのこと。アレンジされているとはいえ、演歌が流れるのは野球史上初のことだそうです。
尼崎で行われた石川さゆりさんのコンサートを見たイチローが、使わせて頂きたいとお願いに楽屋まで来られたこと等が詳しく書かれておりました。
さすがカラオケ喫茶を経営されているご主人ならではの情報ですね。
ちなみに順位1番は、『花笠道中』美空ひばり、昭和33年、最後の順位50番は、『ミネソタの卵売り』暁テル子、昭和25年です。
<浅田次郎>の同名小説を、<堤真一>主演で映画化した『地下鉄(メトロ)に乗って』(2006年)の<篠原哲雄>が<藤沢周平>の短編を監督を務め映画化した『山桜』が、2008年5月31日より全国で公開されます。
江戸時代後期。嫁ぎ先で辛い日々を送っていた「磯村野江」は、叔母の墓参りからの帰り道にある山桜の下で、かつて彼女に縁談を申し込んだ武士「手塚弥一郎」に出会います。
彼が自分を気にかけてくれていたことを知り元気づけられる「野江」でした。しかし半年後、「弥一郎」が思わぬ事件を起こします。
「磯村野江」役に<田中麗奈>、「手塚弥一郎」役に<東山紀之>が主演を務め、<檀ふみ>、<村井国夫>、<富司純子>ら実力派が脇を固めています。
<常野(とこの)物語>は、 10話の短篇集である 『光の帝国』 から始まっていますが、本書は一冊の長編として書かれています。
物語の語り部としての<中島峰子>が、少女時代に書いていた日記の名称が「蒲公英草紙」です。
1900年代初頭のとある東北の農村の旧家「槙村家」を中心に、その家の次女<聡子>との交流を通して、<峰子>が少女から女性なる自立史でもあり、『光の帝国』の『大きな引き出し』に出てくる、<常野一族>の歴史を『しまう』(記憶する)<春田家>の先祖らしい親子4人が登場してきます。
20世紀という時代に入り、日本国が少しずつ変化していく時代を背景に、ひっそりと移動生活を続けながら<常野>の役目を守る<春田親子>と、旧家としての役割を与えられた一族との関連が、少女<峰子>の目線で、切なく淡く語られていく一冊でした。
須海浜水族園の近くの商店街で、見つけました、マスコミな看板。
明石焼の看板がありますので、おいしいたこ焼き屋さんとして、テレビで紹介されたのでしょうね。
何か事件が起こって・・・、なんてへそ曲がり的な発想はよくないのでしょうが、看板だけでは内容が不明です。
ニュース番組なのか、グルメ番組なのか、さてはて?
いい木製格子戸とさりげない暖簾、壁にはアクリルの上品な看板があるだけに、この字体と垂れ幕は興ざめしてしまいます。
たしかにマスコミの影響は大きいでしょうが、それ以前にお店のセンスを磨くべきではないかと、これまた入らずに通り過ぎるファルコンでした。
(注)関西以外の方の為に、少しばかり追加説明させていただきます。
明石焼というのは、出汁巻きに近い柔らかいたこ焼きを、ミツバを散らした出汁に付けて食べるものです。明石では、玉子焼といっています。
神戸たこ焼という食べ方もあり、これは明石焼に近いのですが、ソースを塗って出汁で食べる食べ方です。神戸下町の味です。
主人公は元刑事<尾木遼平>46歳、傷害事件で相手を死なせてしまい妻とは離婚、5年の刑期を終え、今は別れた妻に払う慰謝料のために売り出している家で、3人の居候と奇妙な同居暮らしをしています。
ある日酔って帰宅中、3人の暴漢に襲われますが居合わせた21歳の<高瀬早紀>の機転でなんとか切り抜けたものの、<早紀>までが居候として転がり込んできます。
<早紀>は、やくざの檜山組の会長<檜山景太郎>の甥の<久保裕也>と組み美人局を行っていましたが、<久保>が橋の上から落とされて死亡、<尾木>は<檜山>から真犯人を見つけ出すべく脅しをかけられ、<早紀>の無実のために奔走することになります。
よれよれの酔っぱらい<尾木>と、それぞれに過去を持つ居候3人の人生を交差させながら、骨太のハードボイルドアクションが楽しめ、またタイトルの「虹」の意味合いが切なく心に残る一冊でした。
神戸の街中で、「G8環境大臣会合」の関連事業が数多く開催されています。
それにあわせて、また花時計のデザインが変わりました。
前回もG8のテーマでしたので、そのまま使えばいいと思いますが、新しいデザインで作りかえられました。
シロタエギク(白)、マリーゴールド(黄)、ペチュニア(青)、ローズマリー(緑)の4種3000株の作品です。
市のコメントは、「花をめでることで環境保護に理解を深めてもらいたい」(読売新聞の記事より引用)とのことですが、わたしには抽象すぎて理解できません。
また、街路樹の足元をいじめるような行為をされる側のコメントとして不適切ではないかと、感じております。
阪急三宮駅の線路沿い山側にある通りを、地元の人たちはサンセット通と呼んでおります。
某会合があり、少し早めに出て、この通りを久しぶりに歩いておりました。
金曜日で給料日と重なり、多くの人たちが足早に歩いておりましたが、わたしはいつもの散歩ペース。
「何かおかしいなぁー」「んんー、何か違うなぁー」
違和感を抱きながら暫く歩いていて、分かりました。
5,6メートルおきに立ち並ぶ歩道のポプラの根元が、モルタルで覆われ、ご丁寧なことに歩道の色と近いペンキが塗られていたのです。
何を考えているんでしょうか? 意味が分かりません。
一般の住宅街ですと、街路樹の足元には、雑草が生い茂るか、今でしたら、タンポポやポピーとかデイジーの花々が咲き誇る足元です。
土ですと、雨が降れば浸み込んで、樹木にとってもありがたい補給水のはず。
何のために、モルタルで土の部分を隠さなければいけないのか、理由がまったくわたしには理解できません。
期しくも神戸はこの日からG8の環境大臣会合が始まる日。
雨水を無駄に流すようなシステムは、エコどころではありませんし、土と緑の環境を切り取るような行為も許しがたいと思います。
本当に、なさけないことばかりの我が街です。
本日5月24日は、「金田一耕助」を探偵役とした推理小説で有名な<横溝正史>のお誕生日です。
大丸ミュージアムKOBEでは、私の母校の兵庫県立兵庫高等学校創立100周年記念展として、出身者の<小磯良平>と<東山魁夷>の展覧会が開催されていますが、<横溝正史>も母校(当時:神戸二中)の大先輩にあたります。
生誕地は、中央区東川崎町。ちょうどハーバーランドの東側になります。ご近所にはダイエーの<中内功>さんの生家もあった地域です。
1902年(明治35年)が生まれ年ですが、生誕100年を超えた2004年に、この生誕碑が設置されました。
メビウスの帯を主題としており、複雑に絡み合った難事件を解決してゆくイメージを表現されているとのことです。
余談ですが、後ろに見える黄色い線は、防潮堤の扉で、いかにも海岸に近いことが分かる雰囲気でしょう。
昨年には、世田谷区にあった書斎を、山梨市に移築され、「横溝正史館」として公開されているようです。
戦後の退廃的な社会状況や倒錯的な性が絡み合う筋書き、田舎の因習や血縁関係を軸とした作品が、どのような書斎から生み出されたのか興味がわきますが、山梨までは時間が取れそうにもありません。
神戸は、暑いお昼間でした。
JR神戸駅前の広場にて、聞きなれたケーナーの音色とともに、演奏が行われておりました。
CDも発売されている、フォルクローレのグループ【TAKISUN(タキスン)】達です。
いつもは3人組のように記憶しているんですが、本日は2人で演奏をしておりました。
「タキスン」はケチャ語で、「歌いましょう」という意味で、ペルーのクスコ出身のグループです。
全国を回っていますので、どこかの駅前で見られた方も多いと思います。
写真を撮りましたのは、この暑さの中、マントの衣装での演奏は大変だぁーと思った次第。
民族衣装でないとフォルクローレの感じが出ませんが、暖かい日差しの下では、不向きなスタイルではないかと思いながら、演奏に聞き入っておりました。
神戸ハーバーランドの商業施設、「ビーズキス」が、家族向けの「ファミリオ」に変わって1か月ほど経ちました。
従来の若者向けから、子供がまだ小さい家族向けにと対象を変更しての再出発です。「家族向けなら固定客をつかめると判断した」との運営会社のコメントですが、さて今後はどうなるのでしょうか。
オープンの時から感じておりましたが、「これまた駄目だなぁー」の感想を持っております。
写真は、「絵本ライブラリー」と称するコーナーです。案内書には、「知育・エコロジーの観点を取り入れ、子供の発想力を育てるコンテンツがちりばめられたワクワク空間」とあります。
ため息がでてしまいました。本当に子供の行動を考えた空間とは私には思えないのです。
きれいに並べられた数百冊の本。きれいに並べられたテーブル間隔。親子で向き合う椅子の並べ方。小さい子供達は、このような理路整然とした空間で、本を楽しめることはできないでしょう。まるで、学校の教室と変わらない空間です。
床に寝転がったり、壁にもたれたり、隠れたりと好きな姿勢で読むものです。
大人の机上論でのデザインでは、子供達は楽しむことはできません。
写真の色がもひとつですが、ストロボは控えて撮影いたしました。
残念ながら、気にかけるほどの親子の姿はなかったんですが・・・。
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