主人公<堀井香恵>は、教育大学に通いながら、マンドリンクラブに所属、万年筆の品揃えで有名な「今井文具店」でアルバイトをしています。
下宿にしているマンションのクローゼットに、前の住民が忘れたと思わしき一冊のノートを見つけ、持ち主が取りに来るだろうとそのままでおいていたのですがその気配もなく、興味本位でノートを読みだしていきます。
持ち主は<真野伊吹>という小学校の先生で、4年2組を担当した1年間の子供たちの手紙や自分の教育に対しての考え方が書かれていて、<香恵>は
面識のない<伊吹>に対して憧れの感情を抱きます。
留学して日本を離れている友人の彼氏から言い寄られ、またアルバイト先で知りあったイラストレター<石飛隆作>に思いを寄せている<香恵>は、思わぬところから<伊吹>と<隆作>の関係を知ることになります。
読み始めの頃はどのように物語が展開してゆくのかと訝りながら、また延々と続く「万年筆」談義も疑問に感じていましたが、読み終ると共に「なるほど」と納得のできる一冊でした。
昨日24日、JR西日本の株主総会が大阪市内のホテルで開催されました。
わたしは株主でありませんので、一企業に対してモノ言える立場ではありませんが、やはり気になることがあります。
総会では、2005年4月25日の福知山線列車事故の件がまだ尾を引いているような報道を耳にいたしました。
106名の尊い命が消えてしまったのですから、人道的な対処を節に願うばかりです。
さて、山陽東須磨駅迄徒歩4、5分、JR鷹取駅迄徒歩7、8分という便利な場所に、JR西日本の大きな社宅跡があります。
広さは私の感覚で、約42000平米=約12000坪の広さの敷地が、3年ほど前からフェンスが張られ遊休地のまま眠っています。4辺道路の一街区分が、何もされずそのままです。
売らないのか、売る気がないのか、売れないのか。
他人様の財産をとやかくは言えませんが、3年以上も解体することもなく手つかずのままでは、地域に対する企業責任が見えてきません。都市の景観に対して何らかの回答を見い出す責任も、企業側としてあるのではないかと感じている次第です。
神戸地方裁判所の周りは、名前だけのイメージでは、高層ビル街のように感じられますが、神戸駅前の割には、まだまだ住宅が残っています。
戦後すぐの頃の住宅でしょうか、路地裏を歩いていて、目に留まりました。
何気ない窓の面格子ですが、作られた職人さんの心意気が伝わってくる意匠です。
おそらく市井の名もなき大工さんでしょうが、同じ作るなら感じのいいモノをと考えられたと思います。
今の職人さんは、「そんなの聞いていない」「予算が足りない」・「5時には帰る」とかといった風潮で、職人としての意地がなくなってしまいました。
この職人さんは、自分の昼休み時間を潰してでも、この格子を楽しんで作られたのではないかなと、そんな事を感じさせてくれる粋な格子です。
本作がデビュー作となる27歳のフランスの新人女性監督<セリーヌ・シアマ>が、自身の体験を基に10代の少女たちが抱える思春期の痛みをみずみずしく綴った2007年フランス製作の『原題:Naissance des Pieuvres』が、邦題『水の中のつぼみ』として、2008年6月28日より全国で公開されます。
15歳の少女「マリー」は、シンクロナイズド・スイミングの大会で高慢な美少女「フロリアーヌ」に恋をしてしまいます。「フロリアーヌ」に近づきたい一心で彼女が通うスイミングスクールに出向く「マリー」でした。
何とか「フロリアーヌ」から見学の許可をもらった彼女は、やがて「フロリアーヌ」からある秘密の願いを打ち明けられます。
山陽板宿駅の南側で、懐かしいお菓子を発見いたしました。
「ポン菓子」です。
まだ子供の頃は、圧縮機を積んだリヤカーを引いてきたおじさんが、家から持ってきたお米で作ってくれていました。
サクサクとした軽い食感を思い出します。
圧力をかける関係上、米の水分量が関係するようで、新米よりも古米や古古米の方が食感や味に優れているというのも、面白いと思います。
量が増えるといっても200円での販売は利益が出るのか、自分の思い出よりも、販売されているおっちゃんの現実の方が気がかりでした。
今日はボーリングの日です。ゲームをするのに、最盛期の頃は2時間3時間待ちが、当たり前でした。
皆さん方も経験がおありの事と思います。
写真は、神戸市役所の南にあります東遊園地の一角に、「ボーリングの記念碑」として、それこそ地面に転がっているように置かれています。
神戸発祥というものは、ラムネ、ぶたまん、ゴルフ場、サッカーと色々ありますので、わたしもこの記念碑に刻まれた「発祥の地」を長年信じておりましたが、どうやら違うみたいです。
神戸は1869年(明治2年)外国人居留地に「THE KOBE CLUB」ができ、ボーリング設備があったようで、それを記念して1991年に設置されています。
正しくは1861年6月22日、江戸の文久元年、神戸に先立ち長崎にて初めてボーリングが行われています。
これを記念して、日本ボーリング場協会が1972年にこの日を「ボ^リングの日」と制定したようです。
どちらも居留地を背景にしている点では、外国人の楽しみだったのでしょうね。
なんでも一番手が好きな神戸っ子としては、残念なことですが、神戸ご当地での発祥の地では、少し苦しい弁解になりそうですね。
小さな庭の片隅に柚子の木が植えてありますが、なかなか大きくならず、もう諦めています。
というのも、写真のような元気な幼虫君の住みかとなってしまっているからです。
【クロアゲハ】の幼虫です。柚子の木の葉が食いちぎられ始めますと、3ミリぐらいの黒い幼虫が見つかります。また、食べた後のフンが葉に付いていますので、「またか」となってしまいます。
駆除するのは簡単なことなのですが、親になった【クロアゲハ】が忘れずにまた我が家に飛来することの方が楽しみで、そのままにしております。
私立探偵<スペンサー>シリーズも、本書で31作目になりました。
浮気調査の依頼に訪れた<マーリーン>の夫<トレントン>の尾行を開始した<スペンサー>ですが、浮気相手の女<エレア>を尾行している探偵と鉢合わせします。
<トレントン>は、世界的エネルギー会社の最高財務責任者でしたが、社内で銃殺死体で発見されます。
持ち前の「好奇心」で調査を進めていく<スペンサー>ですが、やがて『心の問題』というラジオ番組の司会者<オッマーラ>を中心としたフリーセックスの団体があり、<マーリーン>や<エレア>達夫婦の奇妙な関係が発覚していきます。
<スペンサー>シリーズとしては裏社会を舞台とする作品が多いなか、大企業の会計汚職にまつわる異色な世界に活躍する<スペンサー>が楽しめる一冊でした。
「なな、なんだぁー」
デュオ神戸の【マルシゲ】という、お菓子専門店の前を通りかけて、足が止まりました。
「呼吸するチョコレート?」
呼吸、こきゅう、こうきゅう、高級に引っかけているのかなとも考えたんですが、ザブトン貰えそうにありませんねぇ。
2種類の味があるようで、大阪の粋人が集う北新地のイメージが「北新地ティラミスチョコ」で<ココア>。
はんなりとした京風情を残す「和風ティラミスチョコ」が<抹茶>。
ちなみにこのお菓子は「第23回全国菓子大博覧会金賞」との一品。調べましたら、1998年盛岡大会でのことでした。10年かかって、日の目を見はじめたんでしょうか?
JR西日本宣伝の三都物語ではありませんが、京都・大阪があって神戸がないんですね。
神戸のイメージではどんな味のチョコが似合うのかと、しばし考えておりました。
スカイブルーでハッカ味のチョコなんてどうですかねぇ。
神戸市も、この11月から事業所だけでなく家庭ゴミも、指定のゴミ袋の購入が義務付けられるようになります。
今の時代、当然どの家庭とも決められた曜日にビニール袋で、収集指定場所にゴミを出されていることと思います。
長田区にある長田高校の近くの住宅街で、見つけましたテラゾー製の「ゴミ箱」。
昭和40年代初頭には、町から姿を消してしまったと思っていたんですが、いまだに健在でした。
モノを大事にする住人で、使えるのに捨てるのには抵抗感があったのでしょうか?
高齢者世帯で、重たくて荒ゴミの収集場所まで、運べなかったのでしょうか?
大きすぎて、荒ゴミとして扱ってくれなかったのでしょうか?
価値が出るようなシロモノでもありません。
映画村にでも、寄付すれば、喜ばれるかも知れませんね。
さてこの先、このゴミ箱の運命やいかに?
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