<料理人季蔵捕物控>シリーズとして、『雛の鮨』 ・ 『非桜餅』 に次ぐ3作目が本書です。
主君である鷲尾家の長男に許嫁を横取りされた<堀田季之助>は名を<季蔵>と改め、恩人である<長次郎>の居酒屋『塩梅屋』の二代目として料理を作る板前だけではなく、裏稼業の刺客としての顔を持っています。
足を悪くした料理屋『夢さくら』の主<梅屋新兵衛>は、若い娘二人に店の厨房を任せていましたが、天麩羅油による事故で火傷で亡くす事件が起こりますが、何某かによる付け火だとわかりますが犯人は不明のままでした。
季節は「初鰹」に替わり、先代に「医者殺し」(鰹のアラ煮)をご馳走になった廻船問屋の<長崎屋五郎右衛門>が店に現れ、常連とも顔馴染になったある日、首を絞められて殺されてしまいます。
<梅屋>は黒砂糖の江戸での采配人であり、<長崎屋>は白砂糖の采配人ということで関連を感じ取り、<季蔵>は北町奉行の<烏谷椋十郎>と共に裏事情を探っていきます。
江戸の市井に生きる義理と人情が絡んだ捕物帖として、また当時の料理事情の生活も良くわかり、面白く読み終えれるシリーズです。
今日は『鉄人28号』・『魔法使いサリー』・『伊賀の影丸』・『コメットさん』等のマンガでお馴染みの故<横山光輝>のお誕生日です。
1034年(昭和9年)に神戸市須磨区に生まれました。中・高と地元の公立校ですので、同級生の方々も多いでしょうね。
♪夜の町にガォー!という出だしの主題歌でテレビ放映されたのが昭和39年です。
わたしもテレビの前にかじりつき、♪ダダダンと主題歌を一緒に歌っていた記憶があります。
今長田では、震災後の再開発ビル工事が進んでいますが、その一角に作者のコーナーがあり、17年掛けて書き上げた『三国志』のビデオなんかが流され、またオリジナルグッズの販売もされています。
この企画をしている「KOBE鉄人PROJECT」が、来春に高さ18メートルの鉄人28号を長田・若松公園に完成させるべく募金等を募っています。
どのような鉄人が出来上がるのか、今から楽しみにしています。
JR神戸駅南側の地下にデュオドームという、大きなスペースがあり、色々な催しに利用されています。
今日は第1期「京都物産展」の最終日でしたので、雰囲気を見に覗いてみました。
平日ということもあるのでしょうが、お客さんがおりません。
淋しい雰囲気の中、各店舗を見て廻りましたが、触手の動きそうな「これ!」といったモノが見当りません。
京都は近すぎて、皆さんが行かれる場所ですし、パックの漬物などこちらのお店でも買えます。
デパートの物産展では、そこにいかないと食べれないお店が出店していますので、足を運ぶ気になりますが、和菓子や縮緬の小物では、客を呼ぶインパクトに欠けますね。
京都ラーメンのパックもありましたが、麺とスープだけでは、地元での味が分かりません。
もうひと工夫ほしかった、今回の物産展でした。
この21日からも2期目が開催されますが、もう少し充実していればなと、少しばかりの期待を残しています。
人間に一番身近なペットは、犬か猫でしょう。
今回は街の中の<猫>を取り上げてみました。
右手を挙げている<猫>は金運を招き、左手を挙げている<猫>は人(客)を招くとされています。
(N)新開地の駅近く、兵庫郵便局の西側にあります、居酒屋さんです。
写真になりますと、小さな感じにしか思えませんが、見えている入口のドアーの高さを見てもらえれば、実物は5メートル近くの高さがあるのがお分かりになるでしょう。看板としての存在感は、圧巻です。
(O)長田神社の近くの写真屋さんの置き看板です。カメラをぶら下げておりますので、分かりやすいキャラクターですね。
一般的に招き猫は三毛猫模様ですが、最近は赤や青、ピンクと様々な招き猫が作製されているようです。
「学業向上」(青)。「恋愛成就」(ピンク)、「魔除け厄除け」(黒)とかだそうです。
本来は、ネズミを捕獲させる目的で人に飼われていたヤマネコが家畜化されイエネコに変遷してきた歴史がありますが、大都会のネズミに対してはイエネコでは負けてしまうような気がいたします。
一時は「ナベネコ」ブームもありましたが、今はあまり聞かれなくなりました。
やはり、自分の飼い猫いが一番かわいいのでしょう。
山陽東須磨駅線路より山側を、西に歩いて3,4分の所にあります居酒屋【万平太(まんぺいた)】さんです。
本来は「水島酒店」が母体のお店ですが、酒店の裏側で居酒屋を営業さています。
長男の店長さんはソムリエの資格をお持ちの変わり種の居酒屋さん。
そんなこともあり、メニューにピザが数種類あり、ワインの種類も豊富ですので、たまに顔出ししています。
オリジナルの赤いTシャツを着込み、アルバイトの女性もお揃いのTシャツですので、若々しい感じの居酒屋さんです。
たまには違ったものをと、スペイン産スパークリングワインの「カバ」をボトルで頂きました。かなりブリュットなお味で・・・勿論ソムリエさんの表現・・・で2本目を頼むことになってしまいました。
「カバ」か「カヴァ」かで、しばし談義。スペイン語での発音は「べ」なんだそうですが、呑んでいる頭の中はアルコールで発泡しておりますので、チンプンカンプンの会話を続けておりました。
住宅地を散歩しておりますと、様々なポストの風景に出会います。
白いポストの上に、蘭の花が置かれてありました。
心優し奥様が飾られているのでしょう。郵便配達の人や、新聞配達の人にへの無言の感謝なんでしょうね。
きっと、季節の花々が取りかえられ、道行く人をも楽しませてくれているのでしょう。
ネコさん、近づいても逃げる気配もなく、じっとポストに座っておりました。
何もこのように小さなポストに座らなくてもと思いましたが、お気に入りの場所なのでしょうか。
郵便屋さんを待っているわけでもなさそうですし、犬のようにご主人さまに配達ということでもなさそうな顔つきです。
マンションの、味けなく並べられたポストとは大違いの世界が、玄関先では広がっています。
神戸駅から東に向かい、散歩の途中にお昼時をはさんでしまいました。
丁度12時頃に、大規模な三菱重工場辺りに差し掛かり、近辺の食事処はどことも満席で、時間を外すことにして、一路東向きに街路をクネクネ歩き続けておりました。
この歳になりますと、店構え、値段、雰囲気と入るお店の基準がある程度出来てしまっていますので、いい感じのお店がなかなか見つかりません。
そんな折、【丸三食堂】を見つけました。
お店を構えているのに、「かけそば」が250円。いまどき駅の立ち食いそばでも250円のご時世です。
暑い散歩日和でしたので、ビール大480円が目に付いてしまいました。
予想通り、昼時を外しましたので、客はわたしだけ。
そんなこともあり、また話好きの女将さんで、2時間近く四方山話に花が咲きました。
最近の、うどん屋さんやそば屋さんのお店の話。
食堂の2代目としての、引き継ぎの頃の話。
周囲の部品工場が、単価が合わずにやめていく話。
悪いことだけど、夕方の帰宅途中バイクで一杯飲みに来ていた三菱の人達が顔出ししなくなった話。
市場も食品スーパーとしてビルの中に入ったが、経営が大変な話。
その町の情報は、散髪屋さんに聞けと言われますが、町の食堂も近所のお客さんが来られるので大事な情報源ですね。
ちなみに、キリンビール大、オムレツ、肉そばで1080円でした。
中央区のとある街角で、足が止まりました。
あまりにも対照的な光景を目にしたからです。
木造の妻側を見ますと、トタンで改修されているので、本来は2戸一棟の木造長屋だったのでしょう。
昔ながらの木造2階建てに対して、コンクリート打ち放しの4階建て。
廃業されているのに対して、バリバリ営業中。
日本的な米穀店に対して、欧米文化のパン屋さん。
こんなことが、お隣同志であるなんて、不思議なことだと思いませんか?
主人公は、神田花房町で糸や針などの裁縫用具屋を営んでいる『ふじ屋』の女主人、28歳の<千早>です。
ある日橋のたもとで佇む若い女に声をかけると、<お夏>という行き場のない割には天真爛漫で快活な性格で、好奇心が強くて岡っ引き<伊平次>の手伝いから、人の手首を咥えた犬を探す羽目になり死体を発見、大工<常五郎>だと分かります。
<千早>と<お夏>は二人して犯人探しの事件を追うようになりますが、<常五郎>と同じ長屋に住んでいる浪人<小川金三郎>の助けを借りながら、事件の真相に近づいていきます。
<千早>や<お夏>、<小川>等はみな出自や過去に暗い人生を背負いながらも、明るく前向きに人生を歩もうとしている姿に安堵感を感じながら読み終えれました。
長田港の近くを歩いておりましたら、ギョギョ、ヤップ島の「石の貨幣」かと思わせるモノを発見いたしました。
直径は優に1メートルを超え、厚みは30センチはあるでしょうか。
ヤップ島は、日本が統治していた時代もあり、日本語教育が行われていた歴史があります。まして、長田港という背景がありますので、船で運ばれて来たのかと考えました。
日本各地のみならず、姫路の太陽公園にも数多く収集されているので、長田にあってもおかしくはありません。
でも、良く眺めていますと、中心部が丸くありません。ヤップ島本土では石の貨幣は作られず、遠い島までカヌーで切り出しに出かけ持ち帰りますので、紐でくくりつける為の穴は丸くなくては摩擦で切れてしまいます。
しばし立ち止まり考えておりました。
車輪の片割れのような気がいたしておりますが、さてなんでしょうね。
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