街中を、ブラブラ散歩していますと、面白い光景に出合います。
いざ上ろうとした階段、真中から仕上げ材が違って作られています。しかも、右と左では段差も違います。
「工事時期がずれているので、それぞれが自分の敷地の中で工事をしたのかな?」
「仲が悪いお隣さん同士だったのだろうか?」
「あとからの方が、全面張り替える費用が、バカらしいと思ったのかな?」等々、考え込んでしまいました。
狭い国土の日本のことです、土地や境界に、まだまだこだわるのでしょう。
いい町並みを形成していくには、まだまだ意識が低いように思えます。
天気も良く、ちょうど探さなければいけないお店があり、板宿へとブラブラと出かけました。
なかなか教えて頂いた情報だけでは発見出来ず、お昼時でしたので、「和食堂まるさ」というお店を見つけました。
ご飯・味噌汁、お変わり自由でセット200円。おかず一品100円からとの看板で、即決定。客席6帖ばかりの小さなお店でした。
常連さんらしきおばあちゃんが、女将さんと話し込んでおられましたので、世間話も出来ませんでした。
朝6時から10時半まで、日替わり朝定食が400円。11時半からお昼の部。終われば、菓子付きのコーヒータイムのお店。食事はお昼までしかない食堂です。
「大学生・OLの方、前日の弁当予約500円。(ただし弁当箱持参)」との書き込みもあり、町の皆さん方に慕われている様子のお店。
味噌汁も本当に具だくさん。これで、ご飯と200円はとてつもなく安いと思いながら、おいしく頂きました。
食事後、「大きな湯呑だなぁー」とお茶をゆっくりと飲んでおりましたら、「まるさ鮨」と書かれた文字がありました。
お勘定の時に、「お寿司屋さんだったのですか?」と聞けば、「はい」とのご返事。
『なんでまた、食堂に?』の疑問を残しながらお店を後にしました。
そして、またお店探し。見つかりません。諦めながら商店街を歩いておりましたら、とある古道具屋がありました。何か感じさせるものがあり、何気なく山積みされた100円コーナーを覗きますと、「まるさ鮨」と書かれた先ほどと同じ形の湯呑を発見。『ギョギョ』と思い、思わず購入。
店のおばちゃんに、「どんな鮨屋かご存知ででしたか?」と問えども、「知らんわ」との冷たいご返事。
お昼ご飯の湯呑は、すべてが素焼の湯呑でしたが、これは口当たりに釉薬が塗ってある変形バージョン。しかも、以前のお店の電話番号が入っておりました。
電話番号は、隣区である長田の局番。おそらく震災でお店自体が・・・。
次回、この湯呑をお店に持参すれば、女将さんきっと驚かれることだろうなぁ。
不思議な縁って、本当にあるものなんですね。
密猟などで、絶滅の恐れがある野生のトラたちを助けようと、NGO「シャプラニール」が、阪神タイガースの縦じま模様のエコバッグ「トラカムバック」を発売しております。
阪神球団の協力で、売上金の一部をトラ保護の基金に寄付されます。
製作は、シャプニールが支援する貧民層のネパールの女性たち。伝統的な技術で手織りのしっかりとした生地で出来上がってます。
インドやバングラデシュのトラの密猟を防ぐために、ぜひご協力を。
現在生息している野生のトラは、約5000頭。阪神タイガースファンのみならず、このバッグにおつまみを詰め、甲子園に行きましょう。
(元町商店街、西口入ってすぐ、みみずく舎にて販売中です。金本選手の2000本安打の記事がご愛敬です)
来る5月24日~26日、神戸において「主要国(G8)環境大臣会合」が開催されます。
G8を歓迎するバナーが、市内に飾られておりますが、花時計もそれに合わせて、模様が変わりました。
「気候変動」「生物多様性」「3R(リデュース=減らす、リュース=再利用、リサイクル=再資源化)」が議題だそうです。
市民の一人ですが、まったくもってまわりでは話題にもならない、会議です。
(G8の文字が分かればいいのですが・・・。四角いマークは神戸祭りのシンボルマークです)
とても素敵ないい看板です。
昔は、酒造メーカーさんが店名入りで作成してくれたのでしょうが、最近はもう見かけることはありません。
いい看板に、「立ち呑み」の暖簾をみれば、素通りは出来ません。
感動して看板を写しておりましたら、不審に思われたのか、「何してんねん」のお客さんのお声がかかり、「いやー、看板に感動いたしまして」と断り、ご一緒に店内へ。
常連の方も、「へぇ、そんな看板あったかいな?」と気付かれてはおらず、笑いで会話が弾みました。
店主、酒屋の立ち飲み屋(角打ち)には貴重な20代と思しきこうちゃん、笑顔の奥様はえみちゃん。おばあさんが長く立ち呑みをやられていて、親を飛ばして孫が引き継いだという珍しい世代交代のお店です。
コップ酒も1合ではなく、今風に200cc。ちゃんと<半分>用の白線もあり、「半分あるんですか?」と聞きますと、やっているそうで、感激いたしました。
お店の半分は、本来の販売スペースで、そこにはベビーベッドが置かれていて、4代目がスヤスヤ。タバコを吸うお客さんは、店の外に出る気使い。そして「マイ箸」が用意されているのも、常連100%の証でしょう。
隣客に、横山商店「スペシャル」=梅酒の焼酎割を教えて頂き、ハアア、何杯飲んだかな?
若い店主となれば、当分は立ち呑み文化が消えることはなさそうで、安心してお店を後にしました。
姪の結婚式が「天満宮会館」であり、朝早くから神戸を出立、相方の着付けを待つあいだ、散歩好きのわたしは天神橋近辺を散策しながら、近辺の「立ち呑み屋」を予備調査、3軒ばかりが目につきました。
【平蔵】・・・閉じられたシャッターにも、店主の心意気が伝わってきそうな、丁寧な意匠。立ち呑みではなく「立喰酒場」との表現に何か特別なモノを感じてしまう。店先にあるテーブル、きっと開店すると外でもお客さんが呑んでいるのかなと想像させてくれます。
【七二八】・・・これで、(なにわ)と読ませるあたり、なんだかここもこだわりがありそうな雰囲気。居酒屋には珍しくコンクリート打ち放しのお店。きっと店内もそうなんだろうなぁと想像するしかありません。
【だるま】・・・天満天神といえば落語の「繁昌亭」、その眼先に位置している立ち呑み屋さん。和風の外観である「繁昌亭」に合わせるべく、外観は木を使った落ち着いた外観で、おでんが中心メニューのようでした。
文化を研究するというのは、このような予備調査が大事で、なかなか疲れるモノです。
4月19日、無事に「神戸立ち呑み文化研究会」の発足式、当初予測をはるかに超える参加人数になり、無事万歳三唱で終わりました。
これまでは、ハンドルネームだけのお付き合いでしたが、乾杯後すぐに打ち解けあい、楽しい会合になりました。
詳細は、各ブロガーさんが書かれておりますので、割愛させていただきます。
写真は、会員ナンバー28のズミさんの作品です。
驚きました。直径7センチばかりでしょうか、第1回発足式の会場「赤松酒店」さんの、ジオラマです。
雰囲気がよく出ており、「こんな立ち呑みの楽しみ方もあるんだなぁー」と、感激させていただきました。
「立ち呑み」というキーワード、それぞれに思い入れがあることを知り、あなどれない世界に足を突っ込んだものだと少しばかりおののいております。
ついにやってきました。
本日、南京町にあります「赤松酒店」にて、「神戸立ち呑み文化研究会」が正式に発足いたします。
当ブログでもお馴染みの、「立ち呑み日々雑感」のMSHINBATAさんのお声がかりで、現在28名のメンバーが参加されています。
「フジワラ酒店」でのプレ飲み会。妙法寺公園での花見参加。「渡辺酒店」での読売新聞社の取材と、色々と事前行事もありました。
本日午後2時からの発足式、いかがなことになりますやら、楽しみです。
「アンテナ、まっすぐ立っているかい?」
「大丈夫ですよぉー」
「ペンキ塗りも楽じゃないなぁー。早く昼休みにならないかなぁー」
「愚痴をこぼざす、仕事仕事」
「電線引っ張ってくれぇー」
「アイヨー」
写真では、工員さんがお喋りをしながらお仕事をされている様子みたいでしょう。彼らは、24時間文句も言わずに、働き通しです。
そうです、工員の姿をしたマネキンさんたちです。
ここはハーバーランドで、レストランとして利用されている煉瓦倉庫裏。入り江をはさんで向かい側には「西日本旅客鉄道大阪資材センター」があり、そこの粋な市民向けサービスです。
のんびりと散策する海辺のひとコマとして、楽しませてくれています。
マネキンたちと知らずに、足早に通り過ぎる人も、結構おられます。
この10日、王子動物園において、インド象の諏訪子が65歳で亡くなりました。
来る19日には、お別れ会が行われます。いかに神戸市民に慕われていたかの証でしょうね。
そんな折、町中にも結構面白い動物たちがいるのに気づきました。
せっかくですから、紹介したいと思います。
(A) 諏訪子に敬意を表して、一番手はやはり<象>にしました。異人館で有名な北野町への道、北野坂に面しています複合ビルの入口にあります。その名も「象ビル」です。神戸っ子のわたしも正式のビル名は知りませんが、「象ビル」といえば十中八九、教えて貰えます。当初は白色(?)だと記憶していますが、グレーに塗り替えられておりました。
(B) JR元町駅高架下にあります、居酒屋・バー・ホルモンのお店の目印といううか、看板代わりの<牛>の置物です。2階に上がる階段しか歩道に面しておりませんので、いいアイストップの役割を担ってくれています。名前は「MAJUA」(まじゅあ)くんと呼ばれています。
(C) 高校の美術の教科書のサブテキスト『神戸・阪神間の美術品』に掲載されています、れっきとした作品の<きりん>さんです。ハーバーランドの「エコールマリン」ビルの前に建っています。作品名「蒼天の塔」安藤泉作(1993年)です。
説明板には、作品名も作者名もなく、「このキリンのしたで待ち合わせると、不思議と恋がかなうらしい」との文面があり、「蒼天の塔」とどのように関連するのか、その方が不思議に思えます。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ