洋画家古家新(1897〜1977)の代表的な作品を集めた特別展が、今日から神戸市立小磯記念館で開催されています。
県立第二神戸中学校(現県立兵庫高校)にて、絵画クラブの創設者のひとりとして校内美術展覧会などの企画を実行しました。
この美術展からは後輩画家として、小磯良平や田中忠雄、東山魁夷らが輩出されています。
2年前に行われた母校創立100周年では、記念展として大丸ミュージアムにて「小磯良平・東山魁夷」展が開催されていましたが、残念がら先駆者の古屋新は見過ごされていました。
兵庫高校の卒業生として、先輩の生き吹きを感じてきたいと思います。
本格的な写真の趣味はありませんので、写真家といえば土門拳とか木村伊兵衛ぐらいしか思い出しません。
兵庫県ゆかりの写真家として、中山岩太展が開催されています。
私の生まれたときには、すでに他界(1895〜1949)されていますので、今回初めて基礎知識を得ることが出来ました。
芦屋にて「芦屋カメラクラブ」を創設、新興写真のジャンルで活躍するとともに、神戸大丸で写真スタジオを開設されてうたようです。
ポスターにも利用されていますが、ポートレイト写真の名手として、名を馳せたようです。
興味を引いたのは、戦前のモダン都市神戸の写真でした。
原風景は当然知りませんが、懐かしき神戸の風景を、モノクロ写真で楽しんできました。
ゴールデンウイークの一環として、元町通で、小学生の絵画展が開かれています。
多くのの展示パネルが置かれていて、それとなく見て歩いていましたが、思わず足がとまる作品がありました。
んん〜、絵画というか、書道といううか、面白い発想に思わず拍手でした。
この感性を、ぜひ生かしてほしいものですね。
ハーバーランドにあります「モザイク」にて、<モザイク スプリング アートフェスタ>が開催されています。
それぞれの展示物、面白く拝見してきましたが、一番のお気に入りは金色の「のどごし生」の空き缶を利用した【シャチホコ】でした。
2003年、大阪の淀川の河川敷に落ちているゴミや漂流物などを利用して、柴田英昭氏と松永和也氏がアートユニットを組み、『淀川テック』との名称でユニークな作品を生み出されています。
缶ビールばかり呑んでいる身としては、こんなこともできるんだと、感心しきりで眺めておりました。
三宮の地下街「サンチカ」の入口に、ものすごい生け花が置かれています。
佳生流の副家元である、西村公延さんの作品です。
生け花の世界は、門外漢ですが、高さ4メートルを超す梅の木を生け入れているというのは、生け花の範疇なのかと驚きました。
まるで坪庭が出現しているようで、家庭的な小さな花瓶の世界からは、ほど遠い感じです。
<美>の世界は、固定観念で考えたらいけないのだと、改めて自己反省です。
JR三ノ宮駅南側に、「ミント神戸」という商業ビルがあります。
そのビルの北側の壁に、大きな看板が設置されていて、歩道橋から眺める事が出来ます。
ミントの頭文字「M」を、それぞれ違う書体の「M」で再構築されています。
目算で400種類程度の書体がありそうで、同じ形の「M」がないかなと、しばらく足を止めて眺めておりましたが、発見できませんでした。
一文字一文字「M]をデザインするという作業は、気が遠くなるような数ですし、既製の文字をコピペでもしているのかなと、考え込んでおりました。
今日はクリスマスイブですね。
こんな日はきっと空いていると思い、久しぶりに県立近代美術館まで足を運んできました。
<男鹿和雄>と言われてもピンと来ない方も多いでしょうが、「となりのトトロ」「おもいでぽろぽろ」「もののけ姫」等の美術監督さんだといえば、分かるかもしれません。
古い世代のわたしには、「明日のジョー」や「はじめ人間ギャートルズ」の方が馴染みなのですが。
2007年東京都現代美術館では29万人が訪れたと聞いておりますが、いやぁ~、数多くの原画で堪能させていただきました。
忘れてしまった日本の原風景的な描写は、アニメの原画を超えた存在感がありました。
水彩画の奥深い味わい、ぜひ直接体験していただきたい展覧会です。
トトロを作る折り紙コーナーもあり、結構年配の方が楽しまれていたのが、印象的でした。
JR神戸駅南側にありますクリスタルホーにて、年末チャリティー美術品即売会が行われています。
毎年この時期に開催されますが、案内はがきが来るのを楽しみにしています。
二会場に分かれており、ひとつは展示即売会、そしてもうひとつが入札作品の会場です。
掘り出し物を見つけるのには、開催初日に行くべきでしょうが、ものすごい人数で圧倒されますので、日をずらしていくのが私流。
芸能人のサイン色紙、どなたのモノも500円なのですが、「イチロー」のときにはひと騒動だったとか。
歌手の八代亜紀さんも、毎年ネコの絵を出されていますが、3万円からの入札価格です。
さてじっくりと、気にいったぐい呑みでも探しましょうかねぇ。
いつも乗り降りしています、山陽電車の東須磨駅の改札口横には、生け花が活けられているケースがあります。
2週間に一度ぐらいでしょうか、たまにご婦人が1名ないし2名で、新しいお花を活けられている姿を目にいたします。
現代的な生け花は、後ろ側からの景色も大事な要素のようですが、生け花本来で言えば正面性が大事な基本。
三角形の安定したバランスを取りながらという程度の知識はありますが、今回の作品を見て驚きました。
なんと使われている素材が「アロエ」です。
嵯峨御流とのことですが、正面性を大事にしながらも、扱う素材は現代的だなぁ~と思って鑑賞させていただきました。
著名な大工の教えに、「門戸を張るな」というのがあります。
大きな玄関や奇をてらった入口はいけませんとのことです。
某住宅の門扉に目が止まりました。
鋳物の加工物で、素敵にデザインされた門扉です。
その道の人は、思わず見とれてしまう仕様です。下世話な話ですが、7桁の金額は掛かっています。
門扉の上部にスズメが二羽、楽しそうにお話しています。
こういう遊び心の目立たないデザインには、頭が下がります。
門扉一枚で、住まい手の感性が想像できてしまいますね。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ