ファルコン植物記(2166)ど根性な(48)【ヨモギ】
4月
3日
一般的にキク科ヨモギ属【ヨモギ】は、日当たりのよい原野や道端などに群生し、高さは1メートル前後になり、初秋に地味な花をつけて、風媒花のため多量の花粉を飛ばします。春の地表に生えた若芽は食用になり、和菓子の「ヨモギ餅」や「ヨモギ団子」に使用されることから、別名「モチグサ(餅草)」とも呼ばれています。
日本在来種ですが、もともとは中央アジアの乾燥地帯が原産と考えられているようで、和名の【ヨモギ】の由来ははっきりしませんが、よく繁殖し四方に広がることから「四方草」と書いてヨモギと読ませるという説、春によく萌える草から「善萌草」に由来とする説、よく燃えるので「善燃草」と書いてヨモギと読ませる説などがあるようです。
このたび、路傍ではなく、石垣の隙間にど根性に繁殖しています【ヨモギ】を見つけました。
道端の【ヨモギ】はワンちゃんのおしっこが頭をよぎり、手が出ませんが、このど根性な【ヨモギ】なら衛生面でも大丈夫かなと眺めておりました。