1日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続落して始まりました。1日発表の7月の米雇用統計が労働市場の軟化を示唆し、景気の下振れに対する懸念が広がり、主力株に売りが出ました。
失業率は6月の(4.1%)から7月は(4.2%)に上昇し、市場では、<トランプ関税>の影響が蓄積し始めているようです。
7月31日、<トランプ米大統領>は、新たな相互関税を各国に課す大統領令に署名しました。米政権の貿易政策が世界景気を冷やすとの懸念が改めて意識されたのも相場を押し下げています。
アマゾン・ドット・コムが大幅に下げて始まり、ダウ平均の重荷になりました。前日夕方、2025年4〜6月期決算と同時に示しました7〜9月期の営業利益見通しが市場予想を下回り、嫌気した売りが出ています。
ダウ平均株価は、前日比542ドル40セント(1.23%)安の4万3588ドル58セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比472.32ポイント(2.24%)安の2万0650.13で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比101.38ポイント (1.60%)安の6238.01で終えています。