日経平均株価(6月22日)終値3万8354円09銭
6月
23日
23日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前週末比227円60銭(0.59%)安の3万8175円63銭でした。
週末に米国がイランの核施設への攻撃に踏み切ったのを受け、投資家のリスク回避姿勢が強まり、幅広い銘柄に売りが優勢となりました。トランプ米政権が中国に対する半導体規制を強化するとの観測から、東エレクなど値がさの半導体関連株が売られ、指数の下げ幅は一時300円を超えた。売り一巡後は下げ渋った。
米国が米東部時間21日にイランの核施設への攻撃に踏み切ったことを受け、東京市場では朝方から幅広い銘柄に売りが先行しました。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で日本時間23日早朝には、米指標油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物の期近物が高騰。市場では、原油高が長引いた場合、インフレや景気減速懸念が出て、日本株の逆風になる可能性があると懸念されています。
22日に投票が行われました東京都議会議員選挙で自民党は第1党を守れず、追加公認の3人を含めても都議選の獲得議席として過去最低となりました。「自民党離れ」は市場では織り込み済み。きょうの相場への影響はほとんどないようです。
節目の3万8000円に接近するなか、下値では押し目買いなどが入り、日経平均は下げ渋る場面もみられました。外国為替市場では「有事のドル買い」が強まり、足元の円相場は「1ドル=146円台前半」と円安・ドル高が進んでおり、相場全体の支えとなっています。
終値は、前週末比49円14銭(0.13%)安の3万8354円09銭で終えています。