イラン核施設3か所に攻撃
6月
22日
<トランプ米大統領>は日本時間の22日午前11時すぎからホワイトハウスで演説し、「アメリカ軍はイランの3つの主要な核施設を標的とした大規模な精密攻撃を行った。われわれの目的はイランの核濃縮能力の破壊と、世界最大のテロ支援国家がもたらす核の脅威を阻止することだった。今夜、私は世界に対して、この攻撃が軍事的に見事な成功を収めたことを報告できる」と述べています。
攻撃対象は中部ナタンズ、フォルドゥ、イスファハンの核施設です。攻撃にはB2戦略爆撃機が投入されました。地中深くにあるフォルドゥ核施設への攻撃に地下貫通型爆弾「バンカーバスター」が6発使われたようです。フォルドゥ以外のイラン核施設に対しては、30発の巡航ミサイル「トマホーク」で攻撃でした。
<トランプ米大統領>は演説で「イランの主要な核濃縮施設は完全に消し去った。イランはいま和平を結ばなければならない。そうしなければこの先の攻撃ははるかに大きなものに、そして容易なものになるだろう」とも語っています。
「今夜の標的は最も困難で、致命的だった。ただもしすぐに和平が訪れないのであれば、われわれはほかの標的にも精密かつ迅速に、そして巧みに攻撃する。多くの標的は数分で排除することが可能だ」と述べました。
さらに「私はイスラエルのネタニヤフ首相に感謝と祝意を表したい。われわれはおそらく、これまでに例がないほど1つのチームとして取り組み、イスラエルに対する恐ろしい脅威を排除するために、長い道のりを歩んできた。イスラエル軍が果たしたすばらしい仕事に感謝する」と述べています。