16日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比96円12銭(0.25%)安の3万7659円39銭でした。
国内では決算発表が一巡しましたが、今期(2026年3月期)業績の先行きを不安視する見方も多くあり、トヨタが通期の想定為替レートを1ドル=145円としたように、今期の為替レートを足元の為替水準並みに設定したケースが目立ちます。円高進行時の耐性がなく、業績予想の下方修正リスクなどをはらんでいる点は注意が必要のようです
日本株は4月中旬以降、急ピッチで株価水準を切り上げてきました。東証プライム市場の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)は15日時点で(146.54%)まで上昇し、「買われすぎ」の目安とされる(120%)を上回りました。短期的な過熱感が意識されやすいことも売りを促しています。
終値は3営業日続落し、前日比1円79銭(0.0047%)安の3万7753円72銭でした。