「1ドル=149円67銭~149円68銭」
3月
24日
24日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。8時30分時点は「1ドル=149円54〜56銭」と前週末17時時点と比べて23銭の円安・ドル高でした。<トランプ米政権>が貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」で柔軟な姿勢を示すとの思惑から米景気不安がやや和らぎ、円売り・ドル買いが優勢となりました。
米ブルームバーグ通信は23日、<トランプ米政権>が4月2日に発動を目指す相互関税について「広範で本格的なグローバル関税ではなく、焦点を絞ったものになる見通しだ」と報じています。一部の国・地域が除外されるといいいます。21日には<トランプ米大統領>が相互関税について「柔軟性がある」と述べており、米政権の強硬な姿勢が後退すれば景気の下押し懸念が薄れるとして円売り・ドル買いに流れています。
21日にはニューヨーク連銀の<ウィリアムズ総裁>やシカゴ連銀<グールズビー総裁>が経済や政策を巡る不確実性の高さを背景に金融政策の変更を急がない姿勢を改めて示しました。米連邦準備理事会(FRB)が当面は政策金利の水準を維持するとの見方が強まったのも円相場の重荷となりました。