『悪い夏』@<城定秀夫>監督
3月
16日
第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した<染井為人>の同名小説を<北村匠海>主演で映画化し、真面目に生きてきた気弱な公務員が破滅へと転落していく姿を描いた『悪い夏』が、2025年3月20日より公開されます。
市役所の生活福祉課に勤める「佐々木守」は、同僚の「宮田」から「職場の先輩・高野が生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」との相談を受けます。面倒に思いながらも断りきれず真相究明を手伝うことになった「佐々木」は、その当事者である育児放棄寸前のシングルマザー「愛美」のもとを訪ねます。
「高野」との関係を否定する「愛美」でしたが、実は彼女は裏社会の住人「金本」とその愛人の「莉華」、手下の「山田」とともに、ある犯罪計画に手を染めようとしていました。そうとは知らず、「愛美」にひかれてしまう「佐々木」でした。生活に困窮し万引きを繰り返す「佳澄」らも巻き込み、「佐々木」にとって悪夢のようなひと夏が始まります。
シングルマザーの「愛美」を<河合優実>、犯罪計画の首謀者「金本」を<窪田正孝>、佐々木の同僚「宮田」を<伊藤万理華>が演じています。『ビリーバーズ』・『アルプススタンドのはしの方』などの<城定秀夫>が監督を務め、『ある男』の<向井康介>が脚本を担当しています。