定期金利2倍に1カ月「0.25%」@大手3行
2月
28日
28日、大手銀行5行が、3月から適用する円定期預金の金利が出そろいました。
比較的需要が大きい1カ月の金利は三菱UFJ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行の3行が「0.25%」と従来の2倍に引き上げます。みずほ銀行とりそな銀行はともに(0.225%)で、競争激化は必至の状況です。
日銀の追加利上げを背景に各行は貸出金利を引き上げています。収益につながる融資を伸ばすため、元手となる資金をより多く確保する必要があり、預金を集める重要性が増しています。
三菱UFJ銀によりますと、1カ月定期預金で「0.25%」の金利はリーマン・ショック直後の2008年11月以来、約16年3カ月ぶりの高水準になります。「政策金利を参考に総合的に決めた」と説明しています。
引き上げ対象の定期預金は三菱UFJ銀、みずほ銀が期間1か月~10年で、引き上げ幅は(0.1~0.2%)でそろっています。三井住友銀は同じ期間で(0.125~0.225%)でした。三井住友信託銀は1カ月~7年で(0.125~0.15%)引き上げます。りそな銀は1カ月~5年で(0.1~0.15%)の幅で改定します。