日経平均株価(12月20日)終値3万8701円90銭
12月
20日
20日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比76円37銭(0.20%)高の3万8889円95銭でした。外国為替市場での円安・ドル高の進行に伴い、自動車や機械といった輸出関連株の一角に買いが入りましが、戻り待ちの売りが上値を抑えています。
20日午前の外国為替市場で円相場は「1ドル=157円93銭」近辺と(7月17日)以来の安値をつけています。日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利を(0.25%)程度に据え置くと決め、<植田和男総裁>は会合後の記者会見で「利上げ判断に至るには、もう1ノッチ(段階)ほしい」と述べ、日銀が追加利上げに慎重になっているとの見方が強まり、円売り・ドル買いが進んでいます。
海外事業比率の高い銘柄の業績上振れが意識され、 トヨタやTDK、ソニーGなど外需関連株の一部に買いが入りました。日銀の追加利上げの思惑が後退し、住友不や菱地所など不動産株の上昇も目立ちました。
前日までの5日続落で1000円あまり下落していたとあって、自律反発を見込んだ買いも入りやすく、このところ下げが目立っていた東エレクは朝安後に上昇に転じています。もっとも、前日の半導体株安が重荷となってアドテストやディスコは朝方から安く、日経平均の重荷となりました。ソフトバンクグループ(SBG)も下落し、日経平均は小幅ながら下げに転じる場面も出ています。
終値は6営業日続落で、前日比111円68銭(0.29%)安の3万8701円90銭で終えています。