ダウ平均株価1100ドル下落(12月18日)
12月
19日
18日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株30種平均株価が、1100ドル超下落でした。米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の利下げペースの予想を、今年の年4回から来年度は2回に減らすことで株式が売られました。この日も下落して終わり、ダウ平均株価は50年ぶりとなる10営業日連続の下落となりました。
18日、(FRB)は3会合連続で(0.25%)の利下げを決めています。一方で、来年の利下げ回数の予想を前回の4回から2回に修正し、高金利を長く保つ姿勢を示しました。高金利は経済を冷やす効果があるため、株式が売られています。
アメリカの<トランプ次期大統領>が掲げる関税の引き上げや減税などは、インフレを再び加速させる可能性があり、(FRB)は、難しいかじ取りを迫られることになります。
また、利下げペースが遅くなるとの見方から、米金利が上昇。外国為替市場では金利の高いドルを買い円を売る動きが広がりました。円相場は一時、「1ドル=154円台半ば」と約3週間ぶりの円安ドル高水準まで下落しています。