『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』<ユーソ・ラーティオ&ユッカ・ヴィドゥグレン>監督
12月
22日
ベビメタへの愛を自虐的に描くフィンランド映画『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』が、2019年12月27日公開されます。
フィンランド北部、何もない田舎の村。退屈な日々を送る25歳の「トゥロ」がボーカルをつとめる4人組ヘヴィ・メタルバンドは結成から12年間、ライヴ経験なし、オリジナル曲なしの単なるコピーバンドでした。だがある日、遂にとてつもない自作曲が誕生、さらにはひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェス出演という千載一遇のチャンスが舞い降ります。バンド名は〈インペイルド・レクタム〉(ImpaledRektum※直訳すると直腸陥没)に決定、ジャンルは〈終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル〉としましたが、いざ地元ライブハウスで前座を務めたとき、緊張した「トゥロ」が大嘔吐、初ライヴは前代未聞の惨劇に終わりました。
ノルウェーのフェス参戦も水の泡と化し、バンドは敢え無く解散、しかも愛すべきドラマーの「ユンキ」がハイウェイを爆走中にトナカイを避けて事故で死んでしまいます。この悲惨の連鎖をまえに「トゥロ」は亡き友人を想い涙し、自身の不甲斐なさを恨み、このままではダメだ。「ユンキ」のため、仲間のため、そして自身のため、「トゥロ」はバンドを再結成してノルウェーに乗り込む決意を固めます。
<ヨハネス・ホロパイネン>、<サムリ・ヤスキオ>、<マックス・オヴァスカ>、<アンティ・ヘイッキネン>、<ミンカ・クーストネン>、<ヴィレ・ティホネン>、<チケ・オハンウェ>が出演、監督は、<ユーソ・ラーティオ>、<ユッカ・ヴィドゥグレン>が務め、本作品で長編デビューしています。