ダウ平均株価(5月14日)終値3万9558ドル11セント
5月
15日
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。景気敏感株の一角が買われ、指数を支えています。半面、朝方発表の4月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想以上に上昇し、米国の利下げ転換が遅れるとの見方は相場の重荷となり、ダウ平均株価は小幅安となる場面がありました。
(PPI)の上昇率は前月比(0.5%)と、市場予想(0.3%)を上回りました。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が懸念しているディスインフレーション(インフレ鈍化)の停滞を示し、高金利政策を長く維持する必要がある」との受け止められています。
一方、(PPI)の3月分は(0.2%)上昇から(0.1%)下落に下方修正されています。15日には4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えています。「(FRB)は(PPI)よりも(CPI)や個人消費支出(PCE)物価指数をより重視する」との見方から、(CPI)に注目が集まっています。
(PPI)の発表直後に米長期金利は(4.5%台前半)と前日終値(4.48%)を上回ったものの、その後は前日終値を下回る場面もあり、株買いを支えています。
ダウ平均株価は、前日比126ドル60セント(0.32%)高の3万9558ドル11セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比122.94ポイント(0.75%)高の1万65011.18でした。
S&P500種株価指数は、前週末比25.26ポイント (0.48%)安の5246.68でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比122.94ポイント(0.75%)高の1万65011.18でした。
S&P500種株価指数は、前週末比25.26ポイント (0.48%)安の5246.68でした。