『正義の行方』@<木寺一孝>監督
4月
23日
2022年4月にNHKーBSで放送され、令和4年度文化庁芸術祭・テレビドキュメンタリー部門大賞を受賞したBS1スペシャル『正義の行方 飯塚事件30年後の迷宮』の劇場版『正義の行方』が、2024年4月27日より公開されます。
1922年に福岡県飯塚市で2人の女児が行方不明となり、同県甘木市(現・朝倉市)の山中で他殺体となって発見されたのが「飯塚事件」です。1994年に逮捕され、DNA型鑑定などにより犯人とされた「久間三千年(くま・みちとし)」は死刑判決を受け、2008年に刑が執行されました。
しかし、執行の翌年に冤罪を訴える再審請求がなされ、事件の余波はその後も続いています。本作では飯塚事件に関わった弁護士、警察官、新聞記者がそれぞれの立場から語られる「真実」と「正義」をもとに、この事件の全体像を描きながら、日本という国の司法の姿を浮き彫りにしていきます。
監督はNHKディレクターとして死刑や犯罪を題材にした数多くのドキュメンタリーを手がけ、<樹木希林>を追った『“樹木希林”を生きる』を監督した<木寺一孝>が務めています。