12日、米労働省が発表しました2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比「3.2%」上昇でした。伸びは前月(3.1%)から小幅に拡大し、市場予想(3.1%)も上回りました。インフレ圧力が根強いことが示されています。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は(3.8%)上昇。伸びは前月(3.9%)から若干鈍化しています。
項目別では、ガソリンが(3.9%)低下し、コロナ禍による供給網混乱で値上がりした中古車・トラックは(1.8%)下がりました。一方、サービス価格(エネルギー関連を除く)は(5.2%)上昇と、引き続き高い伸びでした。
米国のインフレ率は、2022年半ばのピークから大きく低下。連邦準備制度理事会(FRB)は「今年のある時点」(パウエル議長)での利下げを視野に入れています。