『イーちゃんの白い杖』@カンテレ
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本日<2:45>より「カンテレ」にて、2019年6月29日より劇場公開され、2023年日本民間放送連盟賞テレビ・グランプリを受賞しました『イーちゃんの白い杖』の放送があります。番組表示では『イーちゃんの白い杖 特別編』となっており、違いが分かりませんので、コメントは劇場公開時の名称と内容としています。
全盲の姉と重度の障がいを抱えた弟を20年にわたり取材したテレビ静岡のドキュメンタリー番組を映画化しています。生まれつき目が見えない「イーちゃん」こと<小長谷唯織>さんは、盲学校で白い杖の使い方や点字をまなびましたが、成長していく過程で友達がいない寂しさや、いじめも経験し、死にたいと思ったこともあります。
だが、そんな彼女のそばには2歳年下の弟「息吹(いぶき)」がいました。重度の障害を抱え、歩くことも食べることもトイレに行くこともできない弟は、何度も入退院や手術を繰り返していましたが、それでも前に進んでいました。そんな弟の姿から自分の甘さに気づき、自殺を踏みとどまった「イーちゃん」は、いくつもの壁を乗り越えていきます。
1999年にテレビ静岡で制作・放送されました『イーちゃんの白い杖 100年目の全盲学校』と、2010年の『いおりといぶき 私たちが生まれた意味』をもとに映画化されています。落語家の<春風亭昇太>が映画ナレーションを初担当し、監督は<橋本真理子>が務めています。