「北野工房のまち」は、小学校の校舎を再利用した神戸北野の体験型観光施設です。洋菓子に豚まん、灘の酒など、神戸ゆかりの品を扱う、およそ20店舗が入居していました。
施設は1995年の阪神・淡路大震災で被災し、翌年春に廃校となりました北野小学校の校庭を北野地区の「観光バス駐車場」とし7月11日にオープン以来、25年に渡り親しまれてきました。震災後の神戸の観光地を支え続け、12月中旬には累計来場者が2000万人を突破しています。
大切に残されてきた小学校の照明や黒板は、当時の息遣いを今も伝え、3階にあります旧小学校の講堂は250人が収容でき、修学旅行生などに体験教室を行ない、全国に神戸の魅力を発信し続けた名所が、本日25年の歴史に幕を下ろします。