本日<13:00>より「NHK-BS」にて、1959年5月12日より公開されました『お早よう』が、デジタル修復版にての放送があります。
今年生誕120年、没後60年となる巨匠<小津安二郎>監督(1903年「明治36年〉12月12日~1963年「昭和38年>12月12日)が、近所付き合いの小さな波風にふり回される大人たちと、テレビを買ってとねだり大人を困らせる子供たち。<小津安二郎>が都会の片隅に生きる庶民の現代風俗と、童心の世界を描いた、ユーモアと感動あふれる傑作です。
新興住宅地に住む林一家。子供達の最大の関心事は、まだ出始めたばかりのテレビです。ある日、両親にテレビをせがんで叱られたことから、この兄弟は誰とも口をきかないというだんまりストを決行することになります。
子どもたちのおそろいの服や鮮やかな赤の配色など、小津監督ならではのカラー映像や構図、演出も魅力です。
「林敬太郎」に<笠智衆>、「林民子」に<三宅邦子>、平一郎の姉「福井加代子」に<沢村貞子>、失業中の青年「福井平一郎」に<佐田啓二>、「原口きく江」に<杉村春子>、「有田節子」に<久我美子>はじめ、当時の日本映画の名優たちが共演しています。