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- ダウ平均株価(10月31日)@終値3万3052ドル87セント
10月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。朝方に決算を発表した建機のキャタピラーが(7%強)安の大幅安となり、ダウ平均を押し下げました。朝方発表の米経済指標がインフレ圧力の根強さを映したと受け止められ、米金融政策の長期化観測が改めて強まったことも株式相場の重荷となりました。ダウ平均株価の下げ幅は一時140ドルを超え「3万2787ドル12セント」の安値をつけています。
賃金インフレの動向をみる上で重要な7~9月期の雇用コスト指数は前の四半期に比べ(1.1%上昇)し、市場予想(1.0%上昇)を上回りました。市場では、〈労働市場の引き締まりが依然としてインフレ懸念を引き起こしている〉とみられています。米長期金利は朝方に前日比(0.09%)低く、債券価格は高くなる(4.80%)を付けたものの、発表後は(4.8%台後半)まで下げ幅を縮めています。
米連邦準備理事会(FRB)は10月31日~11月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開きます。政策金利を据え置くと予想されていますが、会合後の<パウエル議長>の記者会見で先行きの政策を探りたい雰囲気も根強く、週内は10月の米雇用統計など注目度の高い指標の発表も相次ぎます。重要日程を控え、下値では前週末までに膨らんだ売り持ちを手じまうための買いが入りやすいとみられ、相場は下げ渋る場面も見られました。
終値は続伸し、前日比123ドル91セント(0.38%)高の3万3052ドル87セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比61.755ポイント(0.48%)高の1万2851.238でした。S&P 500種は、前日比26.98 ポイント(0.65%)高の4193.80でした。
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