『SISU シス 不死身の男』@<ヤルマリ・ヘランダー>監督
10月
23日
1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランドでした。老兵「アアタミ・コルピ」は掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していました。やがて彼は「ブルーノ・ヘルドルフ中尉」率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われますが、実は「アアタミ」はかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士でした。「アアタミ」は使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていきます。
タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいのですが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持ちます。『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』の<ヨルマ・トンミラ>が主人公「アアタミ・コルピ」、『オデッセイ』の<アクセル・ヘニー>が「ヘルドルフ中尉」を演じ、監督・脚本は『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』の<ヤルマリ・ヘランダー>が務めています。