『現代やくざ 人斬り与太』@BS12トゥエルビ
10月
25日
<菅原文太>主演の「現代やくざ」シリーズ最終作として、<深作欣二>監督が手持ちカメラと望遠レンズ100ミリを主体に俳優の動きを追って撮影、粒子の荒れた画像にこだわった全篇4倍増感現像で、暴力映画のリアルさと迫力を追求した意欲作です。
川崎の薄汚れた売春街に住む「沖田勇」が、母親の死後、愚連隊の番長となって街を牛耳りますが、数年前から進出してきたやくざを疎ましく思い、滝川組のやくざを斬って刑務所入ります。それをキッカケに、愚連隊仲間も離散しました。それから5年、出所した「沖田」は、巨大ビルが建ち並ぶ都市に姿を変えた川崎の街に驚き、暴力絵図も変わり、今や川崎は滝川組と新興暴力団の矢頭組が縄張りを二分していました。「沖田」は、かつての愚連隊仲間らと手を結び、再びこの街で羽振りを利かせようと、二つの組織を相手どり立ち上がります。
愚連隊隊長「沖田勇」に<菅原文太>、新興暴力団「矢頭組組長」に<安藤昇>、「郡司猛夫」に<待田京介>、「君代」に<渚まゆみ>、「木崎」に<小池朝雄>、「大和田英作」に<内田朝雄>、「鉄男」に<地井武男>、「滝川」に<諸角啓二郎>、「バーのママ」に<山本緑>、「ホステス」に<城恵美>ほかが出演、監督は<深作欣二>が務めています。