「同性婚のデザイン拒否」適法判決@米連邦最高裁
7月
1日
宗教保守派の間では同性カップルに結婚する権利を認めた2015年の判決への不満が今もくすぶりますが、同州は顧客の性的指向への差別を禁止。しかし、最高裁はデザイナーは憲法修正第1条に基づき、自分が同意できないデザインの作成を拒否する「表現の自由」を有すると述べています。
この判決により、公共におけるLGBTなど性的少数者の権利を保護している他の州法下でも、アートやコンテンツの制作など特定の事業に限りデザイナーのような事業主が表現の自由を理由に処罰を免れる可能性があります。
米連邦最高裁の9人の判事のうち保守派6人全員がデザイナーを支持しています。だがリベラル派判事3人を代表して反対意見を執筆した<ソニア・ソトマイヨール>判事は、今回の判決があらゆる事業に適用され、LGBTなど性的少数者の平等実現に向けた運動に対する「反発」に利用される恐れがあると指摘。<ジョー・バイデン大統領>は声明で、判決は性的少数者に対する「差別を助長する」恐れがあるとして、深い懸念を示しています。