<鈴木京香>『この素晴らしき世界』@フジテレビ
4月
27日
<烏丸マル太>脚本による完全オリジナルドラマです。普段はスーパーマーケットでパートをしており、家では夫と冷め切った関係の主婦「浜岡妙子」(鈴木京香)が、ある日を境に大女優「若菜絹代」としてなりすまし生活を送る姿をコミカルに描く作品です。ストーリー前半は平凡な主婦が家族にも内緒で女優の替え玉を演じるドタバタ劇を描くコメディー、後半部分では芸能界や一般社会の不正や矛盾に立ち向かっていく社会派ドラマの様相を強めていきます。
「浜岡妙子」52歳は年上の夫「浜岡陽一」(マキタスポーツ)と息子の「あきら」と暮らす、どこにでもいる平凡な主婦でした。ある日、「妙子」の前に「西條隼人」と名乗る者が現れます。それは女優「若菜絹代」の事務所関係者でした。「西條」は「若菜」が週刊誌のスキャンダルがきっかけで国外へ失踪してしまったことを伝え、その「若菜」の身代わりとしてスキャンダルの釈明会見に出席してほしいと「妙子」に頼みます。事務所関係者も認めるほど「妙子」と「若菜」は顔だけでなく声までもがそっくりでした。
突拍子もない内容に「妙子」は断りますが、身代わりを務めることで得られる高額な報酬が頭から離れず、後日「西條」らの説得と高額報酬につられて会見に出席することになる妙子でした。会見当日、「若菜」が所属するプロダクションの社長「比嘉莉湖」(木村佳乃)と、若菜の夫「水田夏雄」(沢村一樹)と出会い、いよいよ会見本番を迎えます。