ニューヨーク外国為替市場で、円相場は一時、「1ドル=147円台後半」まで下落しています。1990年8月以来、約32年ぶりの円安水準となっています。日米の金利差拡大が意識され、運用に有利なドルを買って円を売る動きが止まらないようです。
円相場は2022年初めに「1ドル=115円前後」で推移していましたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを始めた3月から急激な円安が進行。対ドルの年間下落率は、73年の変動相場制導入後で過去最大となっています。
13日に発表されました9月の米国の消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比(8・2%)と市場予想(8・1%)を上回ったことを受け、(FRB)がインフレ(物価上昇)抑制のために大幅な利上げを進めるとの見方が強まり、円は資産運用に不利として円売りが進みました。
円相場は政府・日本銀行が、9月22日に円買い・ドル売りの為替介入を実施する直前の安値水準(1ドル=145円90銭)を下回っており、市場では追加介入への警戒感も高まっています。
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