日経平均株価(9月1日)@終値2万7661円47銭
9月
1日
米国の金融引き締めの長期化などで海外景気が一段と減速することへの警戒から、幅広い銘柄に売りが出ました。米中の対立が再び強まるとの懸念も重荷となっています。円相場が「1ドル=139円台」と24年ぶりの安値となったものの、輸出関連の支援材料にはなりませんでした。
市場では米連邦準備理事会(FRB)による一段の利上げに加え、利下げ時期の先送りを織り込む動きを見ています。米景気の一段の減速につながるとの見方から、前日の米株式市場では景気敏感や消費関連の下げにつながりました。欧州でもインフレが加速しており、海外景気の悪化観測を背景に、東京市場でも景気敏感銘柄の売りにつながりました。
終値は、前日比430円06銭(1.53%)安の2万7661円47銭で取引を終えています。(8月2日)の「2万7594円73銭」以来、約1カ月ぶりの安値でした。